昨年満を持してのリリースとなったIK MultimediaのNew音源『MODO BASS(モドベース)』。
開発に8年かけた大作で、発売前からDTMerの間でも大きな話題となり、現在次々にユーザーを拡大していっていますね!
かく言う僕もかねてからベース音源を狙っており、今回のリリースイントロセールにて半額でゲットしたので、毎度のごとくレビューしていきたいと思います。
さて、ベース音源といえばSPECTRASONICSの『Trilian(トリリアン)』が有名で、界隈を見渡してみてもナンバーワン音源とこれまで言われてきてまして、その噂通り、ハイクオリティなのは言うまでもありません。
![SPECTRASONICS ( スペクトラソニックス ) / Trilian (USB Drive) 2016 Summer Special](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fwww.soundhouse.co.jp%2Fimages%2Fshop%2Fprod_img%2Fs%2Fspectrasonics_3trla.jpg)
SPECTRASONICS ( スペクトラソニックス ) / Trilian (USB Drive)SP
僕も購入するならTrilianかなとずっと狙っていましたが、いかんせん値段が高いという難点がありました…。(今上記のUSB版は安くておすすめですけどね!!)
また、音は素晴らしいですが、グリスやスライド等の自由度が低いという問題もあり、その点では同時期に発売されたScarbeeのベース音源が抜きん出ており、さらにこちらはKompleteにも収録されていることから、Trilianに手の出ない人達が好んで使っているような印象でした。(僕もその一人ですw)
その他には少し古いViR2のBASiSや2015年発売のAMPLE SOUNDのAMPLE BASSなど、ドラム音源同様ベース音源も様々な進化を遂げながら、各社がひしめき合ってきました。
そんな中発売された今回の『MODO BASS』!!
![IK MULTIMEDIA ( アイケーマルチメディア ) / MODO BASS](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fwww.soundhouse.co.jp%2Fimages%2Fshop%2Fprod_img%2Fi%2Fim_modobassa_2.jpg)
IK MULTIMEDIA ( アイケーマルチメディア ) / MODO BASS
その特徴はサンプリング方式ではなく、モデリング方式であることだと思います。
このことを掘り下げていくと肝心のレビューに到達しなくなるので、割愛しますが、簡単にいうと、実際のベースの音を録音して作っている音源ではなく、演算処理にてパソコン内で音を生成しているんですね!(ベースっぽい音を作ってるというわけです)
もちろんそうすることでも一長一短あるのですが、メリットとしてはソフト自体の容量が軽くなることや、出音の調整をかなり細かく変化させることができるという点ではないかと思います!
そのおかげもあってか、散々色んなところでも紹介されていますが、ベースの個体を変えることはもちろん、弦の劣化具合や弾く位置と奏法、さらにはピックアップの載せ替えといったことが可能になっており、それでいてソフトの容量が200MBもないというわけなのです!(ちなみにTrilianは34GBなので約200倍ww)
ただ、そういったことが可能な分、リアルタイムで音を生成していることもありCPUの稼働率が高いというデメリットもありますね。
個人的には今のところ20~30トラックでの製作段階では何の問題もありませんが、使用音源が増えてきたり、ミックスエフェクトを入れだしたら音切れ等が発生するかもなぁという印象です。
その他のメリットポイントに関しては他の方も沢山レビューされているので、基本的な部分はそういった方のを参考にしていただくとして、ここからは僕の作ったサンプル音源の試聴と、ここ数ヶ月使ってみて僕が個人的に感じたことをお伝えして終わりにしたいと思います。
ベース音源『MODO BASS』サンプル動画
— 響希 (@gt_hibiki) 2017年1月14日
ブログ記事はこちら→ https://t.co/7uyhVTry6U pic.twitter.com/mciNGeTSZ7
まず、良いところは、Trilian並に使える上に、安いということですかね!w
ソフト沼にズブズブなDTMer勢には大変有り難いお話です。
比較動画なんかをみるとやっぱり音はTrilianの方が良いと言われていることが多い印象ですが、個人的にはエレキベースに関してはどちらも負けず劣らずな気がします。
まぁTrilianはウッドベースやシンセベースも入っているので、そういった点では負けていますが、これは今後のアップデートに期待したいところですかね。
そして演奏の幅が広く、出来ないことが少ないというのもメリットかと思います!
演奏技法はもちろんのこと、ピッキングのアップダウンや、スラップのサムピングやプルの指定もできますし、ハンマリングやプリングを応用させればタッピングらしいフレーズもそれらしくできてしまいます。
こういうところが物理モデリングの強みですよね。サンプリングの場合はそういったものも音源として全パターン入れなくてはいけないために、どうしても制限がありますからね!
そもそもTrilianってタッピングとかできるんです??
まぁハンマリングになってなくても音が飛んでればそれらしくはなるか。
ただ、そういったことに拘れる分、当たり前ですが打ち込みが大変になります笑。
そして1つ思ったのは、ハンマリングとプリングに関してはTrilianやScarbeeと同じように音を重ねればできるってだけで良かったんじゃないですかね?
上行時はハンマリング、下行時はプリングってだけでタッピングも含めてカバーできる気がするのですが…。。。
スライドと和音はスイッチが割り当てられていますし、キースイッチを使う必要性が謎な気がしています。(どんな時に不都合ですかね?)
ほんと何かあるとしたらこのくらいなもんで、個人的にはあまり文句のつけようがありません!
確かに本物のベースに比べるとまだほど遠いですし、単体での音の良さに関してはTrilianに分があるかもしれませんが、オケ中だったらその差もかなり絶妙な気がしますしね。
これでさらにセールで半額とかになっちゃうんであれば、もう優勝でしょ←
あとはもう今後のアップデートにただただ期待ですね!!
ここまでの技術を応用すればいくらでも色んなことが出来ちゃうんだと思うので(そんな簡単じゃないと思いますが)、まずは是非業界初(?)の6弦ベースに対応して欲しいですね!(多分使わないけどwww)
ちなみにそのためにも今C0に割り当てられてるハンマリング・プリングのキースイッチを無くして、そこを1弦指定のキースイッチに割り当てるのですよ!(6弦ベースの1弦のチューニングはちょうどCだし、これ完璧じゃね?w)
そして、そのまま更に業界初のモデリングギター音源を開発して、Amplitubeとセットで売るのです!!←
っと、ちょっと話が飛躍しすぎましたが、そんなことを期待させる出来でしたね!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170114/17/guitarist-hibiki/99/f8/j/o0600030013845340766.jpg?caw=800)
IK MULTIMEDIA ( アイケーマルチメディア ) / MODO BASS
はっきりと言おう!!
これは…
買いだ!!!←
そんなMODO BASSのレビューでした笑。
ちなみに僕の音源なんかよりMODO BASSの魅力が一番伝わる動画は公式のコレ!!
上手すぎな上に音良すぎww
ご参考までに〜(・∀・)
追伸
本家のIK Multimediaさんのツイッターでご紹介いただきました!!
ありがとうございます!
ギタリスト、響希さんのブログで、MODO BASSのレビューを掲載していただきました。ありがとうございます!動画も見れますので、皆さん、ぜひご覧ください。https://t.co/6oRYw9Q9Ls
— IK Multimedia JP (@ikmultimedia_jp) 2017年4月6日
新ブログ開設しました!是非遊びに来てください〜(・∀・)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180824/12/guitarist-hibiki/52/57/p/o1060030014253447852.png?caw=800)
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