ごきげんよう!響希(gt_hibiki)です(・∀・)
今回は久々にハード機のレビューをば!!
Twitterではかなり前に書きましたが、昨年オーディオインターフェイスをリニューアルしまして、MOTUの828mk2から828mk3 Hybridになりました!
※上が828mk3で下が828mk2です。
パッと見は変化に気付かない程の地味なリニューアルですが、発売の年数でいうと10年以上も違う商品なんです笑。
828mk2の方はちょうど10年くらい使っていて、最新のMacにドライバもまだまだ対応してるし、全然現役だったのですが、機能的に色々できないことも出てきていたので、そろそろ買い換えたいと思っていた矢先に安く手に入れることが出来たため、思い切って買ってやりました\(^o^)/
蛇足ですがこんな記事も気になる方は是非。
→MOTU 828mk2は最新のiMacで使えるのか!?
なので使い心地などはさほど変わらないのですが、mk2との違いも含めて簡単にレビューしておこうかなと。
まずそもそもこちらの828mk3 Hybridですが、828mk3という"Hybrid"と付かない機種があるのはご存知でしょうか?
MOTU 828mk3
実はこちらの方が先に発売されていて(2008年発売)、その後結構経ってから2012年に828mk3 Hybridが発売となったんですね。
ただ正面からの見た目は全く一緒なので、これ結構知らない人もいるみたいで、ヤフオクなんて覗いてみても違いが分からず出品や落札されていたりしています笑。
まぁ同じ機種名なので見た目が一緒なのはもちろんなのですが、そもそも何が違うかというと、PCとの接続方法のみが異なるだけなんですね。
なので箱か背面を見ないを判別できません。
要は
828mk3はFireWire400接続のみ
から
828mk3 HybridはFireWire800とUSB2.0接続
ができるようになったんですね。
FireWireとUSB両方使えるということが"Hybrid"というわけなのです!
ちなみに828mk2はFireWire400接続のみだったので、それがmk3に引き継がれた形になっているという流れがあります。
またどの機種にもFireWireが2つずつ付いていますが、この理由は、同じMOTUのインターフェイス同士をFireWire接続することでマルチインターフェースとして簡単に同期させることができるみたいです!(試したことがありません←)
そんな特徴を持つ828mk3 Hybridですが、mk2から変えて一番便利に感じることは
ヘッドホン出力が2つあること
ですww
そこ!?って思われるかもですが、これはめちゃ重要ですね!
自宅では自分で録音するだけでなく人の録音もやったりしているので、今までは1つのヘッドホン出力を2又に分けてモニタリング環境を作っていたのですが、こういったもので分けると音質も音量も変わるわ、差し込み口に物理的な負荷もかかるわで、いつか折れるんじゃないかとドキドキしながら使っていました笑。
なのでヘッドホン出力部分が結構グラグラなんです…(^_^;)
その不安が無くなったことがまず1つと、さらにこの2つの出力の音量を自由に変えられるのも最高ですね!
歌ったりする人はあまり爆音でオケや自分の声が返っていると歌いづらいと思うのですが、録っている僕の方はノイズとかを聞き逃さないように割りと大きめで聴いていたいので、それがミキサー無しで変えられるのも楽になりました~。
まずはこの部分がプラス100ポインツ!!←
続いての感動は、新しいドライバでは使えていなかった仮想ミキサーであるCueMix!
現状の環境(Mac OS El Capitan)にて828mk2を使うとなると、残念ながらCueMixは対応しておらず使えません。
そもそもmk2がDSP対応でないので当たり前ではありますがね。
それがようやく使える!!
それだけで感動ですな。
ただ若干アプリケーションの動作が怪しいですw
とは言っても作業に支障をきたすほどではないので無問題!!
まぁまだ現行で売られている機種とは言え5年前の機種ですからね。
そんなことくらい良くある話ですが、MOTUは10年も前の機種が動く程ドライバの開発に余念がないので、今後も完璧についていけるように頑張っていただきたいですw
せっかくのDSPエフェクトとかはまだ試せていないので何とも言えませんが、アプリケーションのUIからして良さそうですね!常にアナライザーも動作していますし。
今はEQとかコンプ、リバーブといった感じですが、今後はUADみたいにギターとかのシミュレーター等も実装していただきたいものです^o^
とにかくこのおかげで本体をいじる必要が皆無なので、めちゃ便利!
でも開く画面が1つ増えるのでマルチディスプレイにしたい欲が出てきてしまいますね…笑(´・ω・`)
あとは細かい部分で、前面にあるMic/Instrument入力部分のプリアンプは確実に進化してますね!mk2と出音が全然違うというか、もう単純に音がデカいです笑。
mk2のときのギターのライン録りってほんとに直だったらゲイントリムをちょっと上げるくらいじゃないと波形がかなり小さかったんですが、mk3はゼロでも普通にデカい!むしろちょっと下げたいのにこれ以上下げれないやんってくらいww
もちろんクリップしたりするわけじゃないので、これが普通だと思うんですが、今までが小さかったので、最初若干戸惑いました(^_^;)
その他だと出音が違う気がするくらいかなぁ~。
ちゃんと比べたわけじゃないのでプラシーボ効果かもしれませんが、mk2よりデジタル色の強いクリアな印象がありますね!mk2のアナログ感も好きですけども。
そんなところですかね!
最後に、実は何気に個人的には一番気になっていたことを発表して終わりますが、それは…
レイテンシーはこれいかに!!
という部分ですねー。
mk2はFireWire400だったわけですが、そこからFireWire800/USB2.0となってどのくらい差が出るものなのかと、若干ドキドキしながら調べたところ、
衝撃の事実が!!
まずはこちらが828mk2でのレイテンシー数値。
サンプリングレート48kHzで、バッファサイズ128で検証しています。
続いて828mk3 Hybridでのレイテンシー数値がこちら。
なんと、mk2の方がレイテンシーが少ないという衝撃的な結果に…Σ(゚Д゚)
サンプリングレートとバッファサイズにおけるレイテンシーはどの機種でも変わらないはずなので、内部処理、もしくはPCの処理における差が出ているということですね。
質が高いせいで情報量が多くなってるのかしら?
原因は分かりません。
ちなみに上記はFireWire接続における数値ですが、USB接続しても同じ数値でした。これもまた意外。理論上は違いが出るはずな気がするんですが。。。
まぁ0.0002~3秒の世界での違いなので、考えるだけ無駄ですがね(・∀・)
この部分、前から好きなので個人的には一番興味のそそる内容と結果でした←
そんな828mk3 Hybridのレビュー!!いかがだったでしょうか?
気になった方は下記よりお値段ご確認ください!!
ヤフオク以外での最安はいつだってサウンドハウス様です笑。
でも値段みたらきっと買う気が失せますよww←
MOTU ( モツ ) / 828mk3 Hybrid
ね笑?
ちなみに現行では828xという機種が一番最新でして、こちらはThunderbolt接続オンリーなのでMacユーザーの方しか使用できませんが、下記のサウンドハウスのアウトレット品だとmk3 Hybridと値段変わらないっていうねww(記事を書いた時点では)
MOTU ( モツ ) / 828x アウトレット品
だったら828x買うわ!!
なので新品を買おうと思ってたMacユーザーの方は絶対こちらです。
Thunderbolt接続だとレイテンシーどうなるんだろーね!!(結局そこが気になるんかいっていうw)
買った人いたら是非教えてください!
それではまた~(・∀・)ノシ
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