かめ吉の水槽が空き家になったので

玄関の水槽から一人連れて来ました。





広さに比例して大きくなるらしいので

大きく育てようかなー、って。




環境が変わると弱ってしまう者も多いので
心配してましたが



元気に泳いでます^ ^





さて、

tc electronic がTUBE DRIVERを意識して作ったとされているとどこかで聞いたような気がする

TUBE PILOTを発見しました。





エレハモの12AX7が搭載されているそうで

真空管だけでも元が取れそうです

(※ 2024年7月現在サウンドハウスで9,980円)





もう本家はプレミアが付いて高すぎるし





本家TUBE DRIVERとTUBE PILOTを比較してる動画を見たら

TUBE DRIVERのTONEの可変域の中で同じ音が出ていたので


試しに買ってみました。







うーむ。






私が買ったのは消費電流400mAですが






300mAのものもあるようです






Marshallの軽い歪みを再現出来る

MaxonのROD 880と比べてみました。



ぬをー

想定内とはいえ

やはりTONEが付いてないから

出したい音にならない

思った通り、タンスの肥やしだ。



ROD 880は音作りの幅が広くて

自由自在なところがオモチャっぽいと感じてずっと使っていなかったけど

音自体はやっぱり使えますよね。


それに対してTUBE PILOTは

TONEが無いということで

別途イコライザーが必要な

MXRのDistortion+やDODの250と同じ部類に属しますが、

まぁイコライザーとセットで使えばどうにもなるとも言えます。



ということはつまり、

本家TUBE DRIVERはTONEが付いているので

ROD 880みたいに使えるのだろう、と。


今になって考えてみると

ROD 880も所詮TUBE DRIVERを意識して作られたものなのかも・・・




ただ、想定外なことが・・・


Marshallの軽い歪みをブーストしてモダンハイゲイン化する目的であればセッティング次第でRATと同じ音になるので、

ブースターとしてRATと置き換えられますね。



まぁ同じ音ならわざわざ不安定な真空管エフェクターを使う理由は無いと思いますが。




ということで、


音については


Marshallをクリーンにして歪みエフェクターで昔のMarshallの弱い歪みを再現してからRAT等でブーストしてハイゲイン化する場合の「歪みエフェクター」としては使えませんが、


Marshallをアンプや歪みエフェクターで昔のMarshall程度に弱く歪ませてからRAT等でブーストしてハイゲイン化する場合の「ブースター」としては使えますね。



もちろん私個人の感想なので

他人がどう思うかは分かりませんが。




ちなみに真空管は

エレハモの12AX7が搭載されてるって書かれていたのに





Bugeraじゃん・・・






エレハモに交換してみたらパワフルになって音量も増したけど

Bugeraが新品じゃないし

エレハモでも個体差でパワーの弱いやつがあるのでなんとも言えないです。



やはり

真空管はブランドによる違いというよりは

同じブランドでも個体差や劣化の度合いによる違いが大き過ぎて不安定です。




で、



実は今回はそんなことはどうでもいいのです。

(今さら・・・)


音、以外の部分で

致命的な問題がありました。




エフェクトスイッチをONにする時の

切り替わるタイミングの問題です




ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

(銀河が回転する音)






普通、

エフェクターのON/OFFスイッチって

スイッチを押す(踏む)と切り替わりますよね。



しかしこのTUBE PILOTのスイッチは、


押してから(踏んでから)、離した時にONに切り替わるのです。


OFFにする時は押した時にOFFになります。


切り替わらない時があるとか

接触が悪いとかではなくて


ただ単に切り替わるタイミングの問題です。



これじゃ使いにくくない??

(; ̄ェ ̄)



中を見てみましょう





まず、

スイッチは交換された形跡は無いですね







おっと・・・

経費削減の為の独自システム・・・






基板取付用のプッシュスイッチを間接的に押す仕組みですね。





一回押して離すと引っ込んで

再度押して離すと出てくるのですが、

出て来た時がONの状態になっているので

押してから離したタイミングでONになります。





基板を見ておきます

グヘヘへへへ





こういうスイッチ。





表面実装で両面基板だから現物から回路図を起こすのは無理ですね・・・





スイッチは

押して離した時に出っ張ってると

ONの状態





押して離した時に埋まってると

OFFの状態




接点は上段と下段で切り替わるのだから



一旦、スイッチを基板から外して

上下の向きを逆さまにして取り付けると

押したタイミングでONになると思いますが


それでもOFFは逆に離したタイミングになるので使い勝手は悪いままですし



やはりスルーホールなので

はんだ吸取器やはんだ吸取線では取り外すのが困難で、12個の端子を同時に加熱しても外せませんでした。




4回路2接点で大きさの合うスイッチがあれば

スイッチを壊してでも取り外して交換しようと思えば出来なくはないけど

そこまでする価値は無いかな・・・



まぁ私の場合は

演奏中にON/OFFを切り替えるような使い方はせず、ずっとONのままでしか使わないので


さほど困りはしませんが、


使う気は失せてしまいますね・・・



タンスの肥やしか。



うーむ