ちょろっとだけ・・・
にんじんの発芽の適温が15度C〜25度Cだなんて種を蒔いてしばらくしてから知りました💦
おい、
世界で評価された名機、
AriaProIIのPEが2,980円ておま・・・
まぁどうせ国産じゃなくなって韓国製になってからのチャチなやつだろうと思ったら・・・
いや、やっぱり貫禄があるぞ。
マツモク工業製の匂いがする。
PEは学生の頃のメインギターだったし
今も家にあるので
韓国製になってからのチャチなPEはパッと見た雰囲気だけでチャチだと分かるけど
エスカッションがメタルだし若干の違和感はあるものの、素通り出来ない貫禄があります。
裏を見ても見慣れたヒールレスカッタウェイのセットネックだし。
なんと、
7桁のシリアルナンバーで
頭の数字が4ということは
1984年製造ということで
うちのPEより古いようだ。
値段が値段なので、
とっとと買っちゃって帰ってからゆっくり調べればいいじゃん。って、
ネックがちゃんと若干の順反り(一番ベストな状態)であることを確認して購入。
うん、やっぱり1984年製
「ジャパンヴィンテージ」という言葉はあまり使いたくないのですが、
マツモク工業製のジャパンヴィンテージで間違いないみたい。
ちなみにこれはうちの
PE DELUXE-KV
(ケーラーは外してあります。)
2本並べるダー博士
ヘッドのインレイは角度に個体差があるだけで同じもののようです。
うら。
キャビネットの蓋の形からも
韓国製ではなく1980年代の国産の仕様だと分かります。
このブリッジとテイルピースも、製造が韓国になる前のものだと思います。
(汚いな・・・)
ピックアップはこう見えてパッシブ。
配線を見てみると
いかにも当時の国産っぽい。
マツモク工業が使っていたのと同じPOTに、東信工業のマイラーコンデンサ。
やっぱり国産だ。
110,000円と2,980円
ちなみに今回入手したPEの方が重いです。
PE DELUXE-KVが3.7kgなのに対して
今回入手したPEは4.3kgありました。
Gibsonのレスポール・カスタムくらい重い。
AriaProIIのシリアルナンバーは
製造年の判別方法は公開されていないけど
おおよそ「通説」通りらしいです。
以下、ネットの通説。
——————————————————
(6桁のシリアルナンバー)
70年代と一部の90年代製で
頭2桁が製造年。
76xxxxの場合は1976年製。
(7桁のシリアルナンバー)
80年代の製造で
頭1桁が製造年。
2xxxxxxの場合は1982年製。
(8桁以上のシリアルナンバー)
90年代以降の製造で
頭2桁が製造年。
97xxxxxxxの場合は1997年製。
——————————————————
とのこと。
さて、
以前から所有しているPE DELUXE-KVは
シリアルナンバーが「K 105599」です。
いきなりアルファベットがあるので何桁と捉えるべきか迷いますが、
シリアルナンバー検索サイトではアルファベットの入力が出来ず、
(この時点で信じられなくなる。)
数字だけ入力すると
シリアルナンバーの頭の数字が「1」だからか、
1981年製と判断されるけど
PE DELUXE-KVのうちのモデルは
86年と87年のカタログに載っていて
87年に新品購入したものであって、
81年にはまだ存在しないモデルなので
「K」というアルファベットも付いているし
通常のシリアルナンバーの付け方とは違うんだと思う。
また、ネットで見て回ると
PE DELUXE-KVのシリアルナンバーには
全て「K」が付いていて、他のPEは数字だけのものばかりなので、やはりケーラー付きのモデルだけ「K」が付いているのだと思う。
ちなみにネットで今、
うちのと同じ中古のPE DELUXE-KVが
1980年代頃製ということで販売されていますが
「K 955892」ですね。
数字の頭が「9」ですが、マツモク工業は87年に解散しているので89年製造というのはあり得ず、ここからもPE DELUXE-KVはシリアルナンバーの付け方が特殊だということが伺えます。
そして、
うちのとちょっと違う、ポジションマークがドットインレイのPE DELUXE-KVが
1984年に初めてカタログに掲載されているので
PE DELUXE-KVは全て
1984年から1987年までの製造だと思う。
つまり、
1987年にマツモク工業が解散するまでですね。
そして、
今回入手した方は
7桁シリアルで4から始まるので
これは1984年製でよいかと。
うむ。
ただ、1984年製造だということは分かったけど、カタログを見て探しても型番がなかなか分かりません。
PEの中では安価なモデルのような気がする。
ケーラーの無いただのPE DELUXEの、カタログには掲載しきれないほどの色々な仕様があったであろう亜種のうちの一つとか。
まぁ、
実はPEはデザインも芸術的で特に国産マツモク工業製は素晴らしいギターであることは認めつつも、今となってはただ単に懐かしいと思うだけでメインとして使う気にはならないのだけれど・・・
昔を懐かしみながら
綺麗にメンテナンスしてやるかー
うーむ。