ジャンクギターSGリペア
シーズン2、第10話
さて、
戦に勝つ為には敵を知ることが重要ですので、現状どうなっているのかを把握します。
弦の張力でネックが起きるとはいえ、一体どこまで起きるのか、です。
既にブリッジの高さは決まっている状態(弦高2mmに合わせてある状態)で、弦を完全に緩めたところから始めます。
①まずチューニングすると弦高は1mm
まだネックが起きる前なので低いです。
②数分で弦高が上がって音程が下がるのでチューニングする。
③さらに数分で弦高が上がって音程が下がるのでチューニングする。
そして、
④40分くらいかけて弦高が2mmになる
その後しばらく安定する。
⑤4時間後くらいにちょっとだけ音程が下がってチューニングするとあとは弦高2mmで安定。
このような状態です。
一応、ネックが起ききってしまえばそれで安定するようなので、弦高も調整可能範囲には収まるんですけど・・・
ネックの角度が変わってしまうのはよくないですね。
あ、ネックが起きると言っても
このくらいが
こういう風にはなりません。
それでも「起きる」とか「元起き」って言うのかな?
ということで、本来ならもっと正しい継ぎ方や木材の選び方などでやり直すべきで、正しく修復すれば補強しなくても大丈夫だと思うんです。
それでも正しくは補強を入れると思いますが、それはあくまでも「念の為」であって、補強しないとネック起きするというのは、修復の仕方に問題があるということだと思います。
しかし、
やり直そうにも素人の我流に出来ることはもう限界なので、
このまま補強することにします。
トリマーが無いから無理だ出来ない、と、道具のせいにしてましたが、
今回買ったのみがあるわけです。
ろくに使っていないのみが。
このくらいのを10cmくらいドーンと入れちゃおうかと。
いや、どう考えてもトリマーよりのみの方が難しそうですが(汗
あとボール盤に本体が乗るんですね。
可動範囲もここから・・・
ただ、直線で動かすガイドを製作するとかなり大掛かりになりそうなので、
のみで大まかな溝を掘って、溝の側面はのみで仕上げて、底面だけはボール盤で平らにしようかと。
出来るかどうかまだ分かりません。
のみもまだ初心者なので・・・
3年くらいは練習しないと。
うーむ。
まだ自粛要請が解除されてないのに外に出るかめ吉。
怖がっちゃって可愛い!!
足から登ってくるかめ吉。
(他の人だと手も顔も引っ込めたまま出て来ません。)
うーむ。