ずっとGibson派というかハムバッカー派だった私が、ちょっと前に生まれて初めてFenderのギターを買ったわけですよ。テレキャスターをね。

あり得ないわけですよ。
私がシングルコイルのギターを買うなんて。

でも、それが現実なわけですよ。

世の中の流れとして、Gibsonは衰退し、Fenderが繁栄してゆくということなのです。


Gibson社が破産申請し、一つの時代が終わりました。


(まぁ実際には終わったわけではなく、新たなGibsonの時代の幕開けという気もするんですけれどもね)


ということで、そろそろテレキャスターを自分仕様にしようかと・・・

計画をねるねるねるね!!


うちのテレキャス(Fender standard telecaster)は

・悪く言えば「オールドの良さが無い」

ですが

・良く言えば「モダン仕様」

なので、元々6wayブリッジが付いていまして、これがとても弾き易い!!

何で弾き易いかって、サドルの形状が弾き慣れてるWashburnのN1とほぼ同じだから。

でもこんな弾き易いのなんて、テっ、テレキャスなんかじゃないんだからねっ!!
(注 : あくまでも個人的な感想です。)

テレキャスってのは弾きにくいものなんだ!!
(注 : あくまでも個人的な感想です。)


なので・・・


昔ながらの3wayブリッジに交換してしまいます。


これに交換することにより、弾きにくくなるだけじゃなくて、サドルが弦2本で共用だからオクターブ調整もしづらくなります。

というか、従来の3wayブリッジの欠点を解消させたのが6wayブリッジなので、普通は3wayブリッジを6wayブリッジに交換するのが一般的です。

つまり、時代に逆らっているのです!!


あと、VOLUMEのPOTも250k(A)を1M(A)に交換しちゃうんだからねっ!!

CTSですが「1614」の刻印が気になります。
私の知ってるシリアルナンバーの読み方と違うのですが、2016年の14週目に製造されたとか?
新品ですが何か?

まぁいいや、2年くらい。
(2016年製造かどうか知らないけど)


ほとんどのテレキャスは250kΩなわけですが、1967年後半のモデルのみVOLUMEが1MΩでハイパスコンデンサが付いているわけですよ。

ハイパスコンデンサはVOLUMEを絞った時にハイ落ちするのを防ぐ為のもので、1MΩはVOLUMEをフルテンにした時に250kΩよりも信号ラインとGNDを遮断する抵抗が大きいのでハイ落ちの度合いが少ない為、高域が強くなります。

つまり、67年後半モデルのテレキャスこそが、昔からよくテレキャスの音として形容されている、あの「パッキパキの音」なのだと、私は思うのです。


もちろん本物のテレキャスの音などというものは無いということが前提であって、「テレキャスの音はパッキパキだというのは誤解なのだ」というのが正解だと思います。


だからこそ、私も含めて

「なんだ、テレキャスって意外に音、太いじゃん。」

っていう人が多いのだと思います。


でもそんなことはどうでもいいのです。


「1967年後半のパッキパキ仕様にしたい。

ただそれだけです。


誤解だろうと何だろうと、これが俺にとってのテレキャスターなんだ!!

(*'O')をををををっ!
かっこいい・・・


ハイパスコンデンサは0.001μFのセラミックコンデンサを使います。
ノーマルな部品の在庫は色々と常備しているのですが、セラミックも積層型が主流になってしまったので円盤型も貴重になってきました。

中国製あたりのものは普及してますが性能的に疑問なものも多いのでモノを見極める力が必要になってきてます。


弦も.009から.010にしようと思います。
 
ジョン・スコフィールドなんか.013だし、パット・マルティーノなんか.016ですから。

スラッシュ・メタルもやりながらジャズ・ギタリスト目指してますのでね。
(おい、そこ、なに笑ってんだ。)

あとゲージを太くしたらトラスロッドを調整する必要があるほど順反りになるかどうかも確認したいですね。


で、問題はトーン用のコンデンサですよ。


いかにも香ばしい匂いのしそうな見た目のかっこいいコンデンサは劣化してて使えないものが多いです。

0.05μFが0.126μFになってたり・・・

0.047μFが0.061μFになってたりしますからね。

分かります?
劣化すると容量が増えるんですよ。
(前にも言いましたけどね。)

電解液が漏れて容量抜けした電解コンデンサは容量が減りますが、ギターのトーンに重宝がられているオイルコンやペーパーコンは劣化すると容量が増えるんです。

なので、

高価でレアなコンデンサを取り付けて「太くて暖かみのある音になった」とかっていうのは、ちゃんと測定してからにしましょうね。

単純に、安価なコンデンサでも容量が大きければ低音を通しますので。


そういうことでですね、優秀なコンデンサはこのへんですよ。
東信工業のマイラーコンデンサ
0.047μFが実測0.047μFです。

このマイラーコンデンサは安価ですが、私がかなり前からHPでもエフェクター用として認めているコンデンサです。

OD-1時代のBOSSがYAMATOというブランドの緑色のマイラーコンデンサを使ってましたが、それと同じ系統です。

ただし、この東信工業のあずき色のマイラーコンデンサは数年前に生産終了してしまい、最近また復刻しているものの、色がもっと赤くなって大きさも若干変わってしまいましたので、これもレアになってしまいました。


これも優秀。
松下のポリエステルコンデンサ
ECQ-Mです。
0.047μFが実測0.04673μFです。

これはMaxonの昔のエフェクターに使われていました。

ただ、ギターのトーン用には似合わないかも。


で・・・

これにしようかと!!
(`・ω・´)



松下のECN-U6   耐圧600V
0.047μFが実測0.044μF
許容誤差±5%なら合格レベルです。

では!

明日はBBQなので!!笑
日付け的にはもう今日か
(ノ∀`*)アイタ

実際の交換作業は後日!!

もう寝るねるねるね!!笑