前回の記事↓
Fender Sidekick 10 Deluxe 


Fender Sidekick 10 Deluxe の続きですが、
今回は部品の話です。

{838351BC-5EBD-48A2-86F0-A14A3CE0D207}

まぁ前回も言いましたけど、このアンプは私がギターを始めた頃に買って永らく愛用してたことから、想い入れがあるわけで。

かなり前から、
「そのうちにこのアンプを自作しよう。」
という思いもありまして、基板なんかもチェックしてあるわけですが、
このアンプを製作する為に必要な部品の中にはもう生産終了の廃番品があるわけですよ。

なので、そういうレアな部品だけは入手しておかなければならないわけです。


例えばこれ。東芝の TA7240AP
ToshibaのAmplifierだから略してTA

{E70B5C81-6F02-4D4B-9A27-8542D361B95C}

このアンプはトランジスタ・アンプですが、
厳密に言うとパワーアンプ部に使われているのはトランジスタではなくてパワーアンプICです。

まぁICというのは中身がトランジスタで出来ていて、ただ単に小型化してあってモールドで固めてあるだけなので結局トランジスタ・アンプなんですけどね。

ちなみにアンプICというのは演算増幅器であるオペアンプとは違うものなのですが、アンプICにも色々とレアなものが多いのです。
日本製DS-1に搭載されているTA7136P及びAPも、あれはオペアンプじゃなくてアンプICなんですよ。偶然にもTA7136P(AP)も東芝です。
頑張れ東芝!!

そのパワーアンプIC、東芝のTA7240APも当然ながら廃番品です。
互換品も見当たりません。

万が一に壊れた場合と将来の自作用に、大量に仕入れて保管してあります。

{EC2EA2F7-BC8A-4B64-B86D-34C93B7FC42A}


あとこのトランジスタ。
2SB631K-E と 2SD600K-E

{2D500065-4D74-4993-A72A-46708F6E3150}

これも廃番品。
まぁこれは代替品を探せばなんとかなるといえばなんとかなりますが、入手しておいた方がいいでしょう。
想い入れのあるアンプを再現するならなるべく同じ部品を使いたいです。

必要数は各1個ずつですが、20台分あります。
ラベルには「2SB631-KE」と書いてありますが
正しくは「2SB631K-E」です。Eランク。
業務用冷蔵庫として確固たる地位を築いた大手家電メーカー、SANYO製です。

{A3294AA7-8428-458B-A332-98FBFB48CDC8}

まだ袋を開けてないです。

{B6EEEE84-D0BA-4053-BEDF-1E904C3E1064}


これは2SD600K-E
これも20個。
{BF770669-6B3E-4632-AE08-48E2964917D2}


まぁあとはオペアンプですけど
定番の4558が3つあります。
艶あり4桁シリアルが3つですね。

ここに4558Dと4558DDと・・・

{E74A66AA-91EA-4B8D-971B-4664B11C5DCB}


ここに4558D。

{FA506605-D2CE-436A-88C7-C4E123A6E1B5}

写真だと分かりにくいけど艶があります。

まぁべつに艶ありじゃなくてもいいと思います。
汎用品なので常に在庫をストックしてあります。

しかしMarshallもFenderも、昔の小型ソリッド・アンプは優秀ですねー。

Sidekick も Leas12 も80年代前半の同じ時期に登場しているので、いわゆる対抗馬としてライバル関係にあったのではないか?と、今さらながら思います。

最新のデジタルFX機能が内蔵されてるアンプもいいけど、80年代の小型ソリッド・アンプの音は今のソリッド・アンプでは出せない音なんですよねー。