Marshall Lead12のクリーン・サウンドの比較用として久しぶりに使ったFender Sidekick 10 Deluxe です。

{2157691B-1CEE-427C-B6A1-982C76BAF857}

これはREVERVが付いてるのでDeluxeです。
REVERVが付いてないただのSidekick 10というのも同時発売されてました。
{66C5DB4F-8235-492C-8F35-AEC6B836782E}

実はこれ、私がギターを始めた頃にお年玉で買ってから長い期間、自宅練習用としてずっと使ってたもので、このアンプのおかげでピッキングの強弱や手で歪ませることなどを覚えました。

もうずっと使ってなくて置きっ放しだったのですが、久しぶりに使ったらやっぱり優秀なアンプだと、すぐに実感出来ました。

VOLUME とMASTER VOLUMEによって作れる歪みは、完全なクリーンからクランチはもちろん、一般的なヘヴィ・メタルの一歩手前まで歪みます。
この「一歩手前まで」というのが非常に絶妙で、フルにすると低音がブーミーになるので9や8に抑え、あとは仕方なく手で歪ませるのです。
仕方なくです。
{F9353795-CCF3-41ED-9C57-214428C11C3C}

アンプ直で弾き通すんだ!という気合いで、クランチちょい程度の歪みのこのアンプでラウドネスのリフくらいまではいけます。

同じセッティングで「ポロロン」も「ギャ、ギャーグン、ズン、ズジャッ。」も、手の加減で出せます。
いや、毎日毎日これで特訓してたから出来るようになったわけで、今どきの簡単に歪むアンプしか使ったことが無い人には出せないと思います。

しかも、これはトランジスタ・アンプですが、音圧や箱の鳴りなど、豊かで迫力もあって柔らかくもアタックがある音が出ますし、きちんとした芯のあるクリーン・サウンドが出ます。
ELK製
{4890C16C-6669-4133-8114-9AFBF77817FA}

もちろんエフェクターをかける前の基本の音としても最適です。
エフェクターで歪ませる為にはアンプ側をどのようなクリーンにセッティングすれば良いかをこれで学びました。
このおかげで、どこのスタジオでどんな初めてのアンプを使う場面でも、全く心配せずに音が作れるようになったのだと思っています。

使い始めてから何年もの間、「何の面白味も無い、普通の音が出るだけの普通のアンプ」だと思っていて、エフェクターをかける前の基本の音として普通に使っていましたが、だいぶ経ってから「普通の音が出るアンプは、探してもなかなか無い。」ということに気付きました。

数年前、このアンプが優秀であると認めざるを得ないと思ってから、現在のラインナップでこのアンプに相当するモデルを買おうと思って楽器店でFrontmanやStudio Ampなどを試したのですが、ペッケペケな音しか出なくて
「うわ、昔のSidekickじゃなきゃダメだ。」と言って、その違いに愕然としたことを覚えています。

そして昨年ゲットしたのが、フェンダーのオリジナル・リバーブ・ユニットを搭載したSidekick 10 Deluxe に対して、アキュトロニクス社製リバーブ・ユニットを搭載したモデルのSidekick Reverb 10です。

リバーブ・ユニット以外はSidekick 10 Deluxeと同じですね。音も同じです。

リバーブの音やかかり具合がもっとDeluxeと異なるのかと思ってたら、わりと微妙な違いしかなかったです。
どうやら音が違うわけではなく、アキュトロニクス社製は設計が高精度ということみたいですね。
{475CC23A-AD9E-4C01-9367-CA6CA54D58BF}

{772BA197-B233-43BB-B952-AFB4ED752164}

{B0340285-DEAE-4E83-A19A-2D23F642D0CC}


そして・・・

今回、「予備が欲しい!」と。

ちょうどヤフオクやヤフーショッピングでしか使えない期間限定Tポイントの1,500円分が期限間近で、偶然ヤフオクでSidekick 10 Deluxeが1,000円だったのでポチって誰とも競わずに落札。
送料込みで2,000円。

届きました。
{D6954579-DCDB-4301-A67E-B49BE52CB427}

厳重な梱包。
{22C4CFA6-4BF4-46DC-B116-AD29726D10B4}

おおぉっ!
{8C2923F2-30F4-45B8-A91B-2B06264313E6}

なかなか良い状態。
{62448E29-84F1-42D7-8DF6-E1AE552691CA}


音を出してみたら、
ガリも不具合も全くなく、動作良好でした。

しかも元々持ってるやつより綺麗です。

{E2FF7BB1-5B20-4362-BB78-39B9E3CDBB80}

角に新品の時に付いてるビニールの帯が取り残されて付いてます。
裏から綺麗に取れます。
{1C6A2910-DDBA-4229-B558-CE83285DFCFF}

シリアルNoは元々持ってたやつより古いですね。
{80B5819B-9235-42A1-8D1E-842D72875D8B}

並べてみると汚れ方の違いがあり過ぎ。

上・・・今回入手したSidekick 10 Deluxe
中・・・昔から所有のSidekick 10 Deluxe
下・・・昨年入手したSidekick Reverb 10
{CF4A5448-BAA4-45BD-B941-9DDE697A33F9}

このクリーン・サウンドは最高ですよ。
酔いしれることができます。
もし出来ないなら弾き手の問題だと断言します。

RolandのJC-55もMarshallのLead12もそれぞれが良くて、それぞれにしかない長所があるのです。

JC-55はJC-120と使い勝手が同じ。
素直でエフェクターのノリが良い。
コーラスか心地良い。

Lead12は扱うのが難しいけどそれを使いこなすのが楽しい。
使い慣れてコツを掴んだ者にしか良い音が出せないという優越感があります。

それに対してSidekick 10 Deluxeは良い音が出るセッティングの範囲が広く、それでいて決して「浅く広く」ではなく、ちゃんと、なんとも言えないあのフェンダーのトーンが出ます。

そしてリバーブがまたいいのね。

自分の中ではかなり評価が高いのですが、
「最初に買ったアンプだから想い入れがある」
というのが大きいと思いますので、ご了承下さい(笑

まだまだ書きたいのにこのブログは写真が15枚しか貼れないので、次号に続きます。