水星食 | 自然と音楽の森

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洋楽の楽しさ、素晴らしさを綴ってゆきます。




 昨日の夕方から夜にかけて、天体観測が趣味の友人と、"Woman"こと彼女との3人で「水星食」を観察に石狩市「はまなすの丘公園」に行きました。


 水星食とは?

 NAO 国立天文台のHPより転載引用させていただきます。
 なお、引用者は改行や表記変更等を適宜施しています。

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 2017年7月25日 水星食


 7月25日に、水星が月齢2の細い月によって隠される「水星食」が起こります。
 この現象は、日の入りのころ、南西諸島の一部を除く日本全国で西の低空に見られます。
 5日後に水星が太陽から見かけ上もっとも離れる「東方最大離角」を迎える好条件です。
 水星は月の暗い部分に潜入し、細く明るい縁から出現します。
 (月の向こう側に隠されることを「潜入」、月の向こう側から現れることを「出現」と呼びます。)
 潜入時はまだ空が明るく、観察は難しいでしょう。
 一方、出現のころには空が暗くなり、観察できるでしょう。
 ただし出現の時刻には、どの地域においても月と水星の高度がとても低くなります。西の低空が開けた場所で、出現のようすを双眼鏡などで観察してみましょう。
 出現の瞬間を見逃さないよう、少し早めから観察を始めると良いでしょう。

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 18時半過ぎに「はまなすの丘公園」に到着。
 先着の友人は既に三脚を構えて撮影していました。

 しかしその時間まだ月がはっきりとは見えず。19時近くになり、ようやく三日月より細い月が見えました。

 水星はその時既に月の陰に隠れていて、水星が月の陰に入り込む瞬間=「潜入」は肉眼でも見えず写真も撮れませんでした。
 (そもそも僕は「潜入」の時刻にはまだ月を見つけていなかったのですが)。

 しかし、19時半頃、月を見ると、右下に小さな光があるのが分かりました。

 それが「出現」してきた水星。
 でも、冒頭写真ではほとんど見えないですね。

 僕は天体望遠鏡など天体観測用具は持っていないのですが、今回はバードウォッチング用双眼鏡(Nikonの10倍)でも水星は十分見えました。

 そこでもう1枚。




 20:09に撮影した写真をトリミング。

 これだと水星がはっきりと見えます。


 実は僕、水星というものを見たのは今回が生まれて初めて、「食」以前に水星が見られたことがとても嬉しかった。
 今回は「食」の関係で月の近くにあるから探しやすい、という友人の言葉もあり、この齢にしてようやく水星を見ることができました。

 今度は「食」ではない時に探してみよう。
 ただ、うちは西側はすぐ山、東側は街で、日常的に探すのは不可能、だから水星は開けた場所にわざわざ行かないと見られないのです、はい。

 楽しい夕べでした。


 ところで、水星はMercury、Mercuryといえばフレディ、ときてクイーン。

 元洋楽バカの僕は当然、水星食を観察しながら、クイーンの曲を次から次へと口ずさんでいましたとさ。

 そのうち1曲。





 A Kind Of Magic
 Queen
 (1986)

 曲はロジャー・テイラーのだろっ、とうツッコミはこの際なしでお願いします。

「はっはっはぁ~ いっつまぁじっく!」というフレディの声がとにかく印象的、だからこれが自然と頭に浮かんで来て口ずさんでいました。
 もちろん、フレディのその台詞もそっくりそのまま真似て・・・(笑)。