![20140602DanBaird](https://stat.ameba.jp/user_images/20140602/22/guitarbird9091/4b/43/j/t02200147_0360024012961182798.jpg?caw=800)
◎Hush
▼ハッシュ
☆Dan Baird and Homemade Sin
from the album BUFFALO NICKEL
★ダン・ベアード&ホームメイド・シン
released in 1996
2014/6/2
ダン・ベアードのHushです。
ジョージア・サテライツの記事を先日上げたばかりですが、気に入ったので、フロンドマンだったダン・ベアードのアルバムBUFFALO NICKELも中古で買って聴きました。
これがいい!
アルバム全体としては、ジョージア・サテライツの延長線上にあるものですが、南部っぽさが少し強くなり、より自由になったような感じかな。
まあそれは、ソロということであまり気を使わなくなったからかもしれず、とすれば緊張感が減じたと言えるのでしょうけど、今の僕にはこの自由さがよかった。
適度にハードでロックらしいロック。
でも、どこか真面目なのはサテライツ時代から引き継いでいる、そうだよな、性格は変わらないだろうから。
他にも気に入った曲が複数あり、今は連装CDプレイヤーに入れっ放しでお気に入りの1枚となりました。
その中に、ディープ・パープルのHushが入っています。
テレキャスターのミュートを交えたカッティングで始まり、独特の跳ねるリズムで進んでゆく。
もしや、と思ったところで♪なぁ~なな~なぁ~なな~なぁ~ななな~と入る。
やはりそうだったか!
冗談抜きで、分かった瞬間に体中に電気が走ったように感じました。
Hushはロッド・エヴァンス時代にアメリカでも中ヒットした曲ですが、僕はイアン・ギランによるリメイクで初めて聴き、後からベスト盤でオリジナルを聴きました。
このリメイクについてはいろいろと思いがあるので、またいつか記事にします。
英国のディープ・パープルのHushが、アメリカのしかも南部のダン・ベアードに合っている。
一見するとミスマッチのような気がしたのですが、冷静に考えてみると、Hushは元々アメリカを意識した曲だったのではないか、と思いました。
そういえばパープルは、ロッド・エヴァンス時代にニール・ダイアモンドのKentucky Womanもカヴァーしていて、現行のRhinoのベスト盤にも収録されていますね。
僕はこれも二十歳を過ぎてから初めて聴いたのですが、やはり最初はミスマッチ感覚がありました。
そういえばついでに、イエスもサイモン&ガーファンクルのAmericaをカヴァーしてましたが、英国勢のアメリカ志向というのは大なり小なりあったのかな、と。
そういう下地にある曲だから、逆に、アメリカ南部から出てきたバンドが演奏するとぴたりとはまる。
などと考えてひとり納得していたのでした。
それにしてもこのHushはカッコいい。
このグルーヴ感がたまらない。
自然と体が動く。
聴き終わっても♪なぁ~なな~ とエンドレスで口ずさんでしまう(笑)。
どうしても紹介したく、You-Tubeで探した映像が、彼のバンド名義のライヴDVDからの映像でした。
DVDは少なくとも日本では今は売られていないようで(そりゃそうだろう)、アメリカのものが見られるなら買ってみようと思いました。
映像を観ると、イントロのギターはテレキャスターで弾いているのかなと思っていたら、その通りでした。
最近初めて聴いたカヴァー曲では出色の出来といっていい。
♪なぁ~なな~ が止まらない(笑)。