自分じゃない自分がバラバラにされた夢。
すごい閉鎖的な世界にまだ僕が生きていたころ。
たくさんの人が僕の周りにいた。
世界は建物の中に存在していて、暗くて、複雑だった。
僕の周りに人がいた。
男性が2名、女性が2名。
楽しそうに話しているけど、女性2名の表情は何か隠しているようだった。
話が終わって僕の周りには誰もいなくなった。
それぞれが自分の持ち場へ戻ったのだろう。
その部屋は崩れかけていて、照明も壊れていた。
一辺にドアがひとつと、その対面には崩れて外が見える穴があった。
穴は人が通れるくらい大きくて、外の通路とつながっている。
しばらくがれきに腰かけていると、崩れた穴から
女性2名が戻ってきた。
その顔に笑顔はなかった。
僕は困惑していた。
何か思いつめたようで、僕に気持ちをぶつけている。
どうやら、ほかの男性のことが好きで
仲良くしすぎているのが気に食わないらしい。
そして、詰め寄られて掴まれそうになる。
ドアが開く音がした。
僕らはそちらへ振り向いた。
仮面をつけてフードをかぶった人が一瞬見えた。
女性たちは、驚いていた表情だった気がする。
次に視界に移ったのは自分だった。
でも、リアルの自分とは違う。
ただ眠っているような顔だった。
けど、明らかに異質だったのは大きな石の箱の中に
バラバラになった状態で緑の液体に浸かっていることだった。
意識だけが、ただそばに立っている。
石のそばで、女性が悲しそうな顔をしている。
ドアが開く。
さっき話していた男性が顔色を変えてそこに立っていた。
石の箱をみて、次にそばに立っていた女性2名をにらんだ。
そして腰に下げていた剣を抜いた。
今までの行動と、情報から女性のことを疑っていたようだった。
切りかかった剣が女性を切る前に、それを阻止するものがあった。
僕の手だった。
切り落とされた僕の手首が、石の箱から力なく飛び出して
二人の間に落ちた。
僕を殺したのは彼女じゃないといいたいのに、声はでなかった。
それを、彼女自身がオドオドとしながらも男性に伝えた。
そこから犯人探しが始まった。
意識だけの僕もその世界をウロウロした。
色んな人がいた。治安もない世界で、腐ったような生活が存在していた。
意識だけの僕も、僕の存在に気が付く人は僕を殺そうとしていた。
でも、犯人はまだ見つかっていない。