こわかった、夢。



最初はマイクラで作業をしている夢だった。

でも、違うことといえば本当に人が住んでいるということ。

僕はクリエイティブモードなのか、空を飛んであちらこちらの

壊れたところの修正をする仕事をしていた。


船があったり、大きな塔があったり。


夜遅くなったので、適当に足を付けて

休むことにした。

あまり迷惑にならない建物を探して、そこに入った。


夢の中で、夢を見た。


古い家に入っていく夢。

でも、マインクラフトの建物じゃなくて、リアルな家。

縁側があって、木の廊下があって、開いた襖の先に畳が見える。


平屋のようだった。


一番廊下の奥にたどり着く。

床が冷たい。

何か必要なものを取り出して、家を出ようとした視界の端に

黒い影が映った。


エンダーさんだった。


ただそれだけなら怖いことはなかった。

でも、視界が赤い靄のようなもので覆われ、

いたるところから黒い影がしみだしてきた。

頭がくらくらして、一瞬別の光景が頭に入り込んできた。


今まで通ってきた廊下や、隣の畳の部屋も黒い靄でいっぱいだった光景。

まるで黒くなったくねくねだった。


エンダーさんからくねくねになったというのは恐怖感をあおったようで、

僕は必死に這いつくばってでも逃げようとした。


後ろから追ってくるエンダーさんは、形態を変えながら

僕を見ていた。


エンダーマンなら。

どこからともなく取り出したバケツいっぱいの水を廊下にまいた。

これでもか、これでもか、とまいた。


目が覚めた。

自分の家にいた。

それも、昔いた夢。

庭に出ると、学校の先生と友人がいた。

先生は僕に昔使ったプリントがないかと尋ねに来ていた。

僕はそれを探してわたした。

友人は僕の家に泊まりに来ていた。

空は明るかったが、僕らはもう寝る準備にはいっていた。


親がご飯を作りすぎてしまったようで、次の日朝早く起きておにぎりを作った。

友人は起きてくるとあわただしく家を出た。

おにぎりは後で取りに来るといったので、ラップに包んで置いておくことにした。

ついていたPCやTVが、世界のいたるところで重力や磁力の歪みが発生したと

発表していた。友人の近況をしるアプリからは、

ひどい目にあったという人もいた。


僕もニュースでやっていたことをみんなに伝えて、気を付けてね、と書き込んだ。


夕方になって、友人が、友人を連れて戻ってきた。

しかし、これからまた用事があるようで荷物を持って帰って行った。

それに続いて、親も帰ってきた。


気が付けば、暗い暗い建物の前にいた。

おじさんと子どもがいて、引っ越しの準備をしていた。

そのおじさんと話をしてみると気が合ったらしく、捨てる予定だった図鑑を

いただいた。

段ボールの中には、キジくらいの大きさのオオルリの

標本が入っていた。


おじさんも子どももいなくなった頃、

僕はその建物の前に立っていた。

中はいらなくなった書物や備品が置き去りにされたまま埃をかぶっていた。

僕はここに何かを取りに来た。


入るのが怖い。

お化けが出ると聞けば、少し気がひけるものだ。

僕は誰かを連れて中に入る。

脱出ゲームのように、ところどころに仕掛けがされていた。

手が付けられなくなって、2名ほど後から呼んだ。


一つ一つの仕掛けに命をかけなければならない。

失敗して友人の命がなくなった時の責任は重大だった。

途中で一人脱落した。けがで済んだものの、これ以上先は進めないと判断した。

後から到着した2名は、建物の中に入れないらしく、外から援護してくれている。


一つの青白い扉の奥に、誰かがいた。

その扉はすぐに閉まり、なにか暗号のようなものが書かれている。

僕は奥の人に、物を取りに来ただけだといったが

扉は少し開いてすぐに閉まった。


そして、閉まると同時に夢もブラックアウトした。



長い。

怖い。