何気ない日常から一転。
その前兆のクラウン。
大好きな雑貨店で、じーっと欲しいものを眺めていた。
高くて手が出せない。でも、どうしてもそれが欲しかった。
輝いているのは空色の冠。
ずっと眺めていたら、知らないヒトに声をかけられた。お店のヒト?でも…なんだか魔女みたい。
「お譲ちゃん、いつもこれを見ているね」
その手に乗っているのは欲しかった空色の冠。
それを、どうしかしたいわけじゃないけど、何故かそれに惹かれた。
「そうだね、君が蒼の国の王様になるなら、これをあげよう」
その人は、私の頭の上にクラウンをのっけた。
「これから赤の国と黄色の国がやってくる」
何を言っているのか分らなかったけどそのうち周りが騒がしくなってきて、ようやく理解した。
戦争なんだって。
店の会議室のようなところに飛び込むと学校のクラスメートがいた。
そうか、仲間なんだ。
「行こう。みんな」
いきなり過酷な運命を背負わされて。友達をまきこんだ。
結果はわからないまま、夢は終わった。