戦争。
結ばれない恋。
ちょっと寂しい。


ココは大きな屋敷。
二つの国の国境の真ん中。
部屋の隅。白いベッド。

男の子、女の子がスヤスヤ眠っている。

白い光が彼らを照らす。彼らは、国のお姫様と王子様。彼らの親達はケンカばかり。だから、お互い会いたくても会えない。

ここは国境の真ん中の屋敷。フタリがこっそり会えるたった一つの場所。

私はここの屋敷の主。

二つの国の王にばれないように、二人が会えるように屋敷を貸したのだ。

それも時間の問題。
ホラ、兵が来る。

フタリとも、隠れなさい。

兵を招きいれて、お茶を出す。
ここにはいないと言って、帰ってもらおう。

なんだか、気分が悪い。

自分が倒れたのがわかった。
向こうから、屋敷の兵が駆け寄ってくる。

黒い髪と緑の服。

「大丈夫ですか!?」

気づいたらベッドの上。
さっきとは違う、屋敷の兵が傍にいる。

紅い髪と青い服。

「お客様の相手はお任せください。王子達はこっそり帰しました。」


なんだか安心したら、何故か涙が止まらなかった。


紅い髪の兵は何かを読んでいる。
植物の本。

「植物が好きなんです。」

そうか。
屋敷の主なのに、何も知らないとは…。

少し気分がよくなったら、夢から覚めた。