気がつけば、高校の廊下に立っていて目の前には生徒会室のドア。
僕は卒業してから、滅多に学校に顔を出していないので

なんだか、中々入れないでいました。

ウロウロしては、窓から中に人がいるのか覗いてました。
生徒会室の前に立って、『どうしよう、どうしよう』と悩んでいたらガチャっと生徒会室の扉が開きました。

『あれ?先輩じゃないですか』
懐かしい後輩が、制服を着てそこに立っていました。
なんだか妙に安心して、生徒会室に入ると赤い絨毯が懐かしい。

でも、部屋は綺麗に整とんされていて資料が山のよう。

『すごいじゃん!』
思わず感激。

『頑張りました^^』
懐かしい声。

そのまま、部屋から出ると
今度は先輩が。

こっちに気づいてない。
でも、なんだか会いにくくてできれば気づいて欲しくなかった。
尊敬している先輩が、卒業しても学校の為に忙しそうにしている。
それに比べて、自分はどうだろう。

だから、一番会いにくいのは生徒会の仲間たち。
『お前、何してんの?』
なんて言われそうで怖い。

『お?久しぶりじゃん?』
一瞬、心臓がドキリ。

生徒会仲間の一人。
『あはは、ひさしぶり…』
今日は、何か委員会があるのかな?なんて思いながら引きつった顔で挨拶。どうせ、邪魔になるなら帰りたい。

『じゃあ、帰るね』
って切り出したら、どうやらあちらさんも帰るみたいで。

外はすっかり夏模様。
『あいつはどうしてるの?』
なんて質問に、懐かしい答えが返ってきて。何だか泣きたくなるような切ない想いが風のよう