僕は何かを探していた。
何かはわからないけど、探していた。


時には友達と。

時には独りで。

電車に乗ってみた。
何かに追われてた気がした。

追われるようにして、
何かを探していた。


何を探しているかは、
他の皆には言わなかった。


鳥に齧られた後のいも虫が
僕の足にくっついた。

くっついて離れなかった。


友達はそれが興味深そうだった。


前のしっかりした足で、
僕の足をつかんで離さない。


感覚だけは、妙にリアルだった。