街の様子がおかしかった。
常識が無くなって、何かがおかしかった。
一つ間違えれば、誰かに殺されそう…。そんな街になっていた。
街を歩くのが怖くなって、細い路地を通り抜けた。

青い制服が、目に入る。
僕の学校のクラスメイトが、実習地の掃除をやらされている。
まえに、そこを利用していた客が
掃除をしないまま帰ってしまったらしい。

みんな疲れた顔で、大きい荷物を運んでいる。嫌になって、泣いているひともいる。

やっと張れたテント。

近くに綺麗な池と、豪邸がある。
テントの前で、僕はボーっとそれを見ていた。

一人の生徒が、水を汲みに豪邸まで行く。豪邸といっても、もう誰も住んでいない。ツタがはってお化け屋敷のようになっている。

その生徒が、井戸の前で足を止める。水を組むために、井戸に手をかけた。その井戸に、何かもやのようなものが
ついている気がした。

少しずつ水を汲んでる生徒に近づく。ズルリ ズルリ

『にげてー!!!!!!』

思わず僕は叫んだ。
それから、僕もテントの中に身を潜めようとした。

『テントの中じゃ無意味だぞ』

先生の声がした。

なら。

来た道を、クラスメートを引き連れて逃げていく。

出遅れたヒトは?
水を汲みに行った人は?

後ろを振り返る。

黒いもやが、追ってくる。
その視界のなかに、池が映った…。

池の周りに数人の生徒が集まっている。その視線の先に、僕の友達が一人

死んでいた。

黒い影は、そこまで迫ってきて

夢は途切れた。