僕は大きな…古い家にいた。
僕のそばには、黒髪の男がいた。
僕は彼と結婚したのだろう。
しかし、彼の表情はどこか重かった。
彼の祖母が、掌に赤い実を乗っけてこちらにやってきた。
その家では、昔からの仕来たりとして…
赤く熟すと毒をもつ実を食べなくてはいけないらしい…。
そんなの聞いてないし、当然死にたくない。
裸足で縁側から飛び出した。
村の人たちが追いかけてきた。
しかし、様子が変だった。みんなその手には、狩猟銃や鎌などを握っている。
サーっと血の引くような感じがした。
今思うと…彼のお母さんも祖母も生きてたよね。
そして、黒髪の彼ですが、ちょくちょく夢の中に出てくるようになりました。
もちろん、現実にはいない…彼です。
2。
黒髪の彼がいた。
僕は赤いドレスを着て、ホテルにいた。
今日は彼がホテルでパティーをひらいていた。
当然僕も参加する…予定だった。
彼がとっておいてくれた大きな部屋を見たら、
なんだかどうでもよくなって…面倒くさくなった。
パーティに参加するのを止めた。
友達が、僕を誘ったけれど…会場に入るのが嫌だった。
会場の向こうで…彼が悲しそうな顔をしていた。
3。
最初は…どこかのダンジョンで謎を解くために、ガラスを集めていた。
そのうちどこかの体育館に出た。
そこでは、バレーやバトミントンなどの様々な競技がやっていて、
知り合いがけがをしていた。僕は一度駆け寄って、その後体育館裏に呼び出された。
それから…またダンジョンへ向かった。
今度は何名かでいって、ダンジョン慣れ(?)している僕が先頭に立った。
億から漏れてきた光に進むと窓があった。
窓を壊して覗いてみると、また違う体育館だった。
覗いていたら、誰かがバズーカを撃ってきた。
それで僕以外のみんなは驚いて、違う道へ逃げて行った…。
「そっちは最下層区だから危険だ」
と叫んでも、時すでに遅し。
僕の声だけを残して誰もいなくなってしまった。
しょうがない…僕は体育館へ行くことにした。
体育館にいる人たちは、みんな慌てふためいていて、奥の舞台の方へと急いでいた。
僕も奥へ足を進めた。そこには列ができていて、女の人が治療をしていた。
「なにかあったのか?」
と聞いてみると、どこからか…女の人は目玉を取り出した。
いや。それは石だった。丸い石に、
目玉の虹彩と瞳孔がべったりとへばりついてギョロギョロ動いている。
話によると、これが身体に食い込むのだという。
僕は一度体育館に戻る。
子どもたちがこっちを見ているのに気づいた。
そばに寄ってみると、天然石にくっついた目玉を僕の腕に押しつけた。
たぶん…操られていた。僕は女の人のもとへ戻り、薬をもらった。
僕はほかにも同じような薬がないか、
探すことにした。体育館の傍に…なぜか店がある。小さな店。
近くまで行くと、天然石があることに気がついた。
あの目玉は、丸い石につく…。「やばい」と思った。
その時だった。
その天然石を奪っていった男がいた。
それは黒髪の…彼だった。
でも今回は少し若かった。いつもと変わらないのは。
あの悲しげな顔だけだった。
店を荒らしていく彼を、「待って」と言って止めようとした。
去ろうとした彼を追いかけて、曲がり角をまがる。
廊下のようで、階段があった。
窓からさした光が、廊下の淡い緑を照らしてヒスイのような色になっている。
「待って!」
彼は振り向いてくれた。
やっぱり…悲しそうな顔をしていた。
彼は僕に近づいて…。
一瞬時が止まったようだった…。
何があったか把握する前に、彼は去っていった。
漫画のように、唇に手を当てた。
++++++++++†+..
ちょっとズルイよ。
それから彼は…夢に出てくることはなくなった。
もしかしたら出てきているのかもしれないけれど。
でも、やっぱり彼はズルイよ…。