卒業旅行だったのかな?
僕は友達とどこかへ来ていた。

「温泉があるね!入ろうよ!」
の声に苦笑い。僕は部屋のカギをもらって部屋で待機することにした。
大広間に布団が…10枚くらいひいてある。

誰が?こんなに?

その部屋の隣には、同じ数だけの座布団と、食事用の長机が一つあった。

僕は布団の一つに横になっていた。
気づけば寝てしまったのか…起きた時に人の気配があった。

隣の部屋を区切る襖をあけると、皆が並んで夕食を食べている。

(いつの間に…てかなんで?)

でも僕は、眠気に負けて何も考えられずに布団の中に落ちて行った。
そこにうちのクラスメイトじゃない人が混じっていると、言う前に。

それでもすぐに起きることはできた。
そのクラスメートじゃない人の傍にこっそりと寄っていく。

「何でここに?」と、訳を聞いてみる。



どうやら夕飯の時に顔を見せることになったらしい。
…と言うことは、明日の夕飯にも来るのかな?

気がつけば僕は外にいた。
スケッチブックを片手に、外の風景を描いていた。
空はもう夕日が落ちかけている。
そんな時に、他のクラスの子が僕に話しかけてきた。
ちょっと会話したらいっちゃたけれど。

そこにアナウンスが入った。

「あと○分以内にお戻りください……」

それは、時間内に戻れという意味のアナウンスと、
他のクラスのことはもう2度と会えないというようなアナウンスだった。


後ろから大きな声がする
「俺はこの風景も残せないまま友達とも別れなきゃいけないのかよ!」
どうやらそのヒトも絵を描いていたのか…。
僕はできる限りの風景を絵に残そうとした。

でも…。

「カウントダウン入ります10…」

しまった。行かなくちゃ。
遠くから声がした「もう○○とは会えないんだね…」と。
それは友達の声だった。荷物を持って走りだす僕。

もしかしたら…会えなくなる。

「3…2…」

胸騒ぎが収まらなかった。

「…1」

遠くから、また声が聞こえた。

「see you again」

向かいのビルの巨大スクリーンに、映画の一辺が流れる。

「(アダルトゲームを知っているか?)」

僕の眼に、全てが映画のコマ送りのように映る。

ブツン。

そして僕は、誰に会えて、誰に別れを告げたのか分らないまま夢に終わりを告げた