写真を整理していると、必ず彼女の写真がでてくる。

写真を撮るのが苦手な僕のピンボケの写真に、いつもの表情で写っている。

クールで、あまり構ってくれないけどいつも傍にいてくれる彼女。


決まった名前の無い野良ネコ。


僕も彼女に名前をつけてみたことがあるけど、
なんだか気品のある彼女には合わない気がした。

あれから2度と会うことのない彼女に、思いは増すばかり。

写真の中の彼女はいつも、僕の記憶に雨を降らせている。





何故、僕の夢に出てくるのは
君なんだろう。

何故、僕たちはもう
会えないんだろう。

何故、僕はあの最後の時の君を


抱きしめてやれなかったんだろう。