忘れた頃に夢に出てくる。


何か、イベントが終わった後だった。
そのイベントが何なのか、正直僕には分らない。
ただ、クラゲとかサメとかいた気がする。

気がついたらテーブルの側に座っていた。
テーブルの上には、食事が乗っている。
両隣りには人がいた。
一人は知っている人。けど、知らない人。

少し間を置いて、飛影。

何の違和感もなかった。
遠くで、赤い影が動いた。
僕はそれがうれしかった。

傍に寄ってきた彼は、申し訳なさそうに席に着こうとした。
けれど、遠くで彼を呼ぶ合図があった。

行かないでほしかった。
どうしても。

気がついたら、手を掴んでいた。

悲しそうな顔をする彼がいた。
手を、離さなくちゃ。

手がするりと抜けて、僕はテーブルの角におでこを付けた。