最初は、小さな部屋にちょっとした装備品。
誰かの屍からとったもの。目の前にはよく知る男。

しばらくすると、部屋から何かが出てきた。
黒い影。何かが地を這い、覆っていく。
それとともに、泥人形のようなゾンビ。
武器は何もない。

出遅れた男は影に飲み込まれた。
僕は走った。途中仲間に出会い、ともに走ったが最後には僕だけが残った。


武器が欲しかった。


長い棒のようなもので泥人形を薙ぎ払えても、
黒い影に武器を呑みこまれてしまう。

最後まで走り切った時、古い小屋があった。
中には長机がならんでいる。
椅子に腰かけているのは2人。

手前にいる1人は黒いフードを着て黙っている。
もう一人の男はよく知っていた。

小屋の奥に出口があったが、その男がとおさなかった。
僕は一度出ると、小屋の反対側に回ってみた。

しかし、そこは坂になっていて先は崖。
奥の出口から出ないと先には進めないようだった。
崖を覗きこむと、下には砂と湖。奇麗なところだった。
洞窟がいくつか見えて、鉄格子のあるところもあった。

あそこに行くにはどうしたらいいだろう。
ふいに、地面が崩れた。

きがつけば、行きたがっていた場所に着いたようだ。
ぼーっとしている暇はなかった。遠くから誰かが来るのがわかった。
と、振り向けば可愛い女性がいた。

「こっち」と、手を招いている。ついていくと、

出口があった。女性はすぐにどこかにいってしまい、
話声が聞こえてきた。

「姫!何事か!」

「なんでもないわ」

そうか、お姫様だったんだな。

暗い洞窟内には、いくつか灯火がついていた。

黒い鉄扉が並び、重々しい。その中の一つに牢屋があった。
中には誰かいるようだ。
牢屋…なのに鍵はかかっていない。

けれど、中にいる中年の男を助けなければいけない気がした。
話しかけると、呑気な声で返事を返した。

しばらく話していると、誰かが来る音がした。

すぐに隠れる。

いったかと思って一度出ると、そいつはすぐに戻ってきた。
今度は絶対ばれる!…と思ったが、何故か中々ばれない。

こんなことをしている暇はないのに…。


そんな所で夢は終わってしまった。