最初はだれかが倒れたところから。

誰かはわからない。

白い髪の、
白い髭の、
白衣を着た誰かが深刻な顔をして何かを呼んでいた。

とても大きな影が現れた。

それは鳥のように空からやってきた。

でも、それは鳥じゃなかった。
灰のような黒の大きな体。人型のようだったが、
腕は大きな翼となり、足は大きく爪が鋭かった。

顔だけはたしかに人間のようだった。
その片足で僕をつかみ、もう片方で倒れた人をつかみ空高く飛んだ。

僕はそれに魅了され、何度もそいつを呼ぶ。

その先の未来は、よくわからなかった。