ずっと前に、目がカメラのようになればいいと言った。
目に映るすべてが、そのままの状態で残るようにと、
そう願った。

でも、 ずっと頭の中で残してきたあの姿が、

景色が。

今になって僕を苦しめ始めた。
思い出すのがつらい。

でも、僕は忘れたくない。
忘れられない。

ずっと、もう大丈夫だって自分に言い聞かせたのに。
鮮明に思い出す。色鮮やかに。 夢にまでも。

いつの間にか現実でも頭の中で常に考えて。
もう大丈夫なはずの心が悲鳴を上げ始める。

もう、出会わなければよかったのに。
いっそ、あなたの顔なんて見えなければよかったのに。

僕の目が腐ってしまえば よかったのに。



まだ、気持ちが生きているんだね。