何お願いしようかな。
考えたって結局は欲が出て決まらなくなるのがオチ。


昔なら、なんてお願いをしただろうかな。
そういえば、あんまり考えたことないかも。
都合のいい神様なんて、信じてないことが多い。


でも、何らかの力ってあるんだろうなっていうのは
感じたことがあるから、それが神様、でなくても何らかのものは信じてる。

神様を信じますか?って聞かれたら、
自然そのものが神様ですって答えるかも。

神様がいたら、世界に不幸なんかない。
神様を信じている人だけが救われる世界なんてない。
信じていたのに救われないなんて悲劇は起こらない。

こんな、悲しい想いも、きっとしていない。

たぶん、そう答えるかもしれない。



でも、仮に、もし。
そんな都合のいい神様がいたら。

今なら一つだけ願いが言える。

「もしも僕が息絶えたら

 僕という存在をこの世から消してください」

そうしたら誰も悲しまない。
何も残らない。

関係も。悲劇も。


戸籍も名前も全てこの世から消してください。
関わった人たちから、全て僕の記憶を消してください。


そうしたら、それだけで、僕の願いはお終いです。

過ちも、罪も、思い出も、僕から、君から、消えてしまえばいいのになぁ。。。



体の肉が朽ちて、骨だけになるのだとしたら。

その骨を砕いて海に、山に、愛しい人の元に。


いずれ骨は水に溶け、雨となり、川となり、

空気に混じって誰かを守る使命を持つ。