あたしからしたら
人生はゲームで、
いつも攻略法を探して
ゲームオーバーになれば
いつでも命は捨てたら
いいと思ってた。
ちっぽけな存在の
ちっぽけなあたしなんて
いてもいなくても
世界は何一つ変わらないし。
エグい事こそ
好奇心で堪らなくなって
ギリギリの世界に興奮して。
平凡なんて糞喰らえで
退屈はあたしを殺させた。
いつも刺激がないと
生きてる実感が沸かなくて
退屈なんて大嫌いだった
10代を過ぎて
あたしは少し
遊び方が変わった。
女は愛嬌だと よく言ったもんで
馬鹿みたいにモテた。
泣くのは
女だけじゃない。
男に泣かされる女が
理解できなかった。
大体、貢がせるのが
目的じゃなくて
あたしを落とす為に
どんな手段を、言葉遊びを
態度をとるか
それが楽しかった。
モテる男程、ちやほや
されるのに慣れてて
自分にプライド持ってる
お高い男ばかりを
ゲーム相手に選んで
思い通りにならない女を
落としにかかるのに
ムキになってる
その姿が滑稽で
たまらなかった。
あたしを手に入れたと
勝手に勘違いして
主導権を握ったと
思ってる馬鹿な男を
どう裏切ってやろうか
考えるだけで 胸が震えた。
どん底に突き落として
傷つけた瞬間
初めて相手を愛しく思えた。
そんなあたしが
本気で好きになった男は
今まで出会ったことが
ないくらい
正論と綺麗事しか言わない
それを本気で実行する
純粋で真っ直ぐな男だった。