八代目松鶴について | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

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毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。


上方落語の大名跡、「笑福亭松鶴」は実にややこしい。そして、それもまた枝鶴さんが発言するのはなかなか意味深だ。

当代六代目枝鶴さんは先代五代目の枝鶴のお弟子さんだった。五代目は六代目松鶴の息子さん。七代目を継ぐ資格はあろうかと思うが、こともあろうか、父親の追善興行を欠席、要はバックれた。元来失踪癖のある人で、所属先の松竹芸能は激怒して解雇。それに併せて上方落語協会からも除名され、事実上追放となった。

空位になった松鶴の名跡は筆頭弟子の仁鶴が継ぐべき資格はあったものの、それを辞退。七代目を松葉を推す。一門は紛糾したが結局松葉に決まるが、松葉がそのあいだに病没したため、七代目を追贈された形になり、名跡は松竹芸能預かりとなった。

六代目の枝鶴さん(前高座名は小つる)は、五代目の失踪癖で、六代目松鶴預かりになり、2008年に六代目を枝鶴を襲名した。9月に芸歴五十周年興行前に、五代目が2018年に亡くなっていたこと、仁鶴さんをを気遣いその死を伏せていたことを発表した。

そんな枝鶴さんは八代目松鶴に笑福亭鶴瓶さんを推している。ただし、「芸が足りないし、偽善者」と。
まあそうですわ。人気、知名度はずば抜けてますもん、落語に本腰入れるようになったのはつい最近ですし。「うまくはないが味がある落語」というのが「鶴瓶の落語」。最後の偽善者はまたよく言うたはりますわ。顔は笑ってるけど、眼はわろてはないですから。(笑)

この枝鶴さんのM原での落語会の世話人しているのが、私の小中時代の同級生の妹さんでして、よく枝鶴さんの会には行かせてもらっている。