蛍の光(特に4番) | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

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少し前から、「蛍の光」について書こうと思っていたら、「森たけしのスカタンラジオ」の唱歌のコーナーで「蛍の光」を採りあげていたので、ブログに書くことにした。

「蛍の光」はみなさん、よく知っていらっしゃると思うが、3番、4番が昔はあったのだか、戦後歌われなくなったのだ。


蛍の光 窓の雪
ふみ読む月日
重ねつつ
いつしか年の過ぎの
戸を開けてぞ
今朝は別れゆく

止まるも行くも
限りとて
互に思う千萬の
心の端を
一言に
幸きく
歌うなり

筑紫の極み
陸の奥
海山遠く
へだつとも
そのまごころは
隔てなく
一つに尽くせ
国のため

千島の奥も
沖縄も
八洲のうちの
護りなり
至らん国に
勲しく
つとめよ我が背
つつがなく

3番、4番になると趣きがころっと変わる。九州も東北も、そして千島列島から沖縄までも日本の領土のうちである。どうかご無事に国防の仕事を務めてあげて欲しいと武運長久を祈る軍歌調の歌だったのだ。

戦中、国策によって、地名は樺太やら台湾が入っていたりしたらしい。

元はスコットランド民謡だとは知ってはいたがが、こんな歌詞がついていたのだとは齢、この歳になるまで知らなかった。

千島列島はもとは日本の領土なのだと
沖縄はかつてアメリカに占領されていたのだ
これが戦後歌われなかった理由かと。

北方領土の日や建国記念日あたりに知って、感慨にふけっていた次第であった。

今更なに言うてんねんなとは思っておりますが。