名もなき者 | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 17TH SEASON

GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 17TH SEASON

EVERDAY I HAVE THE BLUES AND A LITTLE BiT OF HAREBOiLED STYLE.

毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。









フォークシンガー、ウディ・ガスリーを見舞う20歳の若者がいた。ミネソタからヒッチハイクでやって来た彼はボブ・ディランと名乗る。

病室にいたピート・シガーに誘われて、ライブハウスで歌うことになる。そこで女性シンガージョーン・バエズと出会う。

やがて、彼はヒットメーカーになり、有名になる。
しかし、ナイーブな彼は周囲に監視されることや、過去にとらわれてを昔の歌を歌うことに嫌気がさした彼はピートの主催するフォークフェスティバルで、ある行動に出る・・・

デビューから「追憶のハイウェイ61」くらいのボブ・ディランにまつわるエピソード。有名なニューポートフォークフェスでのバンド演奏がクライマックスになっている。

ディラン自身は自分のやりたい音楽と過去にしばられない生き方をしたかったのだと。今の時代には普通なエレキギターを弾いて歌う音楽のスタイルが、当時はまるっきり許されなかったのだと。フォークの定義云々と持ち出してきたことで、それが権威主義的であったことにディランは許さなかったのでは。

個人的には、もう「風に吹かれて」も「ザ・タンブリンマン」も「ライク・ア・ローリングストーン」も映画を見ていながら、古臭くなんだか思えていた。