
父親の十三回忌を結局、自分一人ですることにした。
姉には結局言わなかった。
姉や義兄に恩着せがましく言われるのも嫌だった。
一人ですることはご住職には前もって言った。
ご住職は「一人なら必要ない」みたいなっ気持ちでいたかもしれない。拍子抜けみたいな感じだった。
父親の十七回忌は母の三十三回忌を一緒にするつもりでいることを伝えた。多分、母の五十回忌は存命かもしれないが、親父の五十回忌は自分があげることも無理だろう。
親父の五十回忌はご住職も次の住職(お孫さん)に任せるつもりでいるみたいはなしをしていた。願主である私が生きている保証はない。甥たちもそんなことは考えてないだろう。
ずうっと、墓仕舞い、仏壇仕舞いなどの終活を考えている。自分の葬儀は行っても、T本の墓のような誰もお参りもしない墓ならもう片付けてもいいかなあと思っている。自分の骨は本山に入れてもらおうか。散骨しても構わない。
甥たちにそのはなしはしなければならないかとは思っている。どう思ってるかはわからないが。