

11日のサンケイブリーゼの米紫さんの独演会は行けるかどうかわからないので、前売りを買わなかった。
当日券があるかどうか分からなかったがダメ元で行ったら、あった。
「始末の極意」八十助
八十助さんは八十八さんのお弟子さん。遅くに入門したせいか、落ち着いた噺をする。
師匠譲りか前座噺としては渋いネタ。
「みかんや」米紫
芸歴三十年記念の中之島会館の独演会とこのサンケイホールブリーゼとが今月独演会で被ったはなし。あえて入場料の高いサンケイホールブリーゼに来てくださったことに感謝と、ホール側のリクエストで今回独演会が実現したのだとか。
珍しい噺「みかんや」。(そうでもないか?)米紫さんの落語では珍しい。
「泥棒の仲裁」佐ん吉
ゲストが中之島会館に比べてショボいと言われた佐ん吉さん。そんなことはありません。
米朝一門って、芸風として泥棒噺はあんまりしないのだが、今回は「泥棒の仲裁」。泥棒の心の中の天使と悪魔の設定はめちゃくちゃ斬新でした。
「蛸芝居」米紫
最近、吉弥さんでも「蛸芝居」を見ましたが、米紫さんの落語は、全力投球、フルスロットル。リズミカルでテンポが早い。
「らくだ」米紫
米朝師匠でも、枝雀さんでも、途中で切りあげるのだけど、米紫さんの「らくだ」はきっちり千日前の火屋のさげまでしはります。最近では南光さんも火屋までしはりましたが。
死人のかんかん踊りの場面は最高だった。(「かんかんのう」の歌声は内海英華師匠かな?)
中之島会館での独演会は、結局どの会も仕事や用事で行けず、最後の吉弥さんゲストの22日も行けず。まあしゃあないかあ。