桂米紫独演会 | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

EVERDAY I HAVE THE BLUES AND A LITTLE BiT OF HAREBOiLED STYLE.

毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。





11日のサンケイブリーゼの米紫さんの独演会は行けるかどうかわからないので、前売りを買わなかった。
当日券があるかどうか分からなかったがダメ元で行ったら、あった。


「始末の極意」八十助

八十助さんは八十八さんのお弟子さん。遅くに入門したせいか、落ち着いた噺をする。
師匠譲りか前座噺としては渋いネタ。

「みかんや」米紫

芸歴三十年記念の中之島会館の独演会とこのサンケイホールブリーゼとが今月独演会で被ったはなし。あえて入場料の高いサンケイホールブリーゼに来てくださったことに感謝と、ホール側のリクエストで今回独演会が実現したのだとか。

珍しい噺「みかんや」。(そうでもないか?)米紫さんの落語では珍しい。
 
「泥棒の仲裁」佐ん吉

ゲストが中之島会館に比べてショボいと言われた佐ん吉さん。そんなことはありません。
米朝一門って、芸風として泥棒噺はあんまりしないのだが、今回は「泥棒の仲裁」。泥棒の心の中の天使と悪魔の設定はめちゃくちゃ斬新でした。

「蛸芝居」米紫

最近、吉弥さんでも「蛸芝居」を見ましたが、米紫さんの落語は、全力投球、フルスロットル。リズミカルでテンポが早い。

「らくだ」米紫

米朝師匠でも、枝雀さんでも、途中で切りあげるのだけど、米紫さんの「らくだ」はきっちり千日前の火屋のさげまでしはります。最近では南光さんも火屋までしはりましたが。
死人のかんかん踊りの場面は最高だった。(「かんかんのう」の歌声は内海英華師匠かな?)

中之島会館での独演会は、結局どの会も仕事や用事で行けず、最後の吉弥さんゲストの22日も行けず。まあしゃあないかあ。