ある男(喜六)、生き字引と言われてもの知りで知られている甚兵衛はんの家へ行く。床屋にかかってた掛け軸から「鶴は日本の銘鳥」と小耳にはさみ、本当なのかと甚兵衛さんに尋ねる。
甚兵衛はんから姿形が美しいからだと教えられるが、首が長すぎまへんかと言い返す。甚兵衛はんは昔は首長鳥と言われていたのだと説明する。するとなぜ首長鳥が鶴に名前が変わったかと訊かれる。わけを知らない甚兵衛はんは苦し紛れに嘘を教える・・・
大体、前座噺と言えば、「寿限無」か「子ほめ」かこの「つる」で・・・長くて15分くらい。短い人なら10分程度ですむ短い噺。
枝雀さんは、大ネタをするくらいになっても、この前座噺の「つる」をようやったはりました。
最近では、桂米輝さんがやるかんなを叩く仕草をしながらの「誰かと思たら、近所のあほか」とボヤく職人の竹やんのセリフが好きです。
最近、米朝事務所が軒並みYouTubeに著作権侵害を申し立てに枝雀さんの「つる」がYouTubeにありません。
CDかDVD買ってみてください。

この絵本を見つけたので、ブログに「つる」を書いた次第。


