
私が自動車免許をとったその前後が一番クルマに興味があった時期だったかと思う。
写真の主はフリーアナウンサーの山本浩之、ヤマヒロさん。「ヤマヒロのぴかッとモーニング」で初めて買ったクルマのはなしになり、ヤマヒロさんが一番最初に買ったのはこの写真の日産のブルーバード、型式は910系。
ジュリー、沢田研二の「ブルーバード、お前の時代だ」のCMで、歴代一番売れたブルーバードだった。ラジオでも、ディレクターさんやゲストの立岩陽一郎氏もブルーバードに乗っていたと告白した。
当時、ライバルのトヨタ自動車のブランドのコロナと俗に言う「BC戦争」と言う販売合戦を繰り広げていた。
トヨタVS日産は他にカローラVSサニーでも販売合戦を繰り広げていて、この前後くらいのB12系の日産サニー、通称「トラッドサニー」の方が私は好きだった。
私自身は、当時A60系の二代目のセリカのXX(ダブルエックス)、リトラクタブルライトで2000ccのターボエンジン、2800ccはツインカムに憧れた。もしくは初代のソアラの2000ccのツインカムか2000ccのターボに憧れていた。なぜか当時はツインカムターボのエンジンってなかったんだよな。トヨタは差別化するためにツインカム、日産はDOHCと呼んでいた。
でも、そんなクルマに乗れるわけもなく、若い頃、当時はスズキの軽自動車フロンテに乗ってチマチマと走っていた。まさか後年ハリアーを3台も乗り継ぐとは考えてもみなかった。当時はSUVみたいなクルマもなかったけど。
はなしはブルーバードに戻して、ヤマヒロさんの乗るこの赤のブルーバードは一世風靡した。
「えっ、ブルーバードなのに青じゃない」とアシスタントのMBS藤林温子アナウンサー。
この910系は白が無難で一番売れた。ブルーはブルーメタリックがありそれはそれでカッコよかった。
原尞のハードボイルド小説の主人公の沢崎が乗っている「動くという理由だけで乗っている『日産ブルーバード』」は型は語られていないが、910系ではなく、その前の410系のブルーバードでないかと推測する。