失礼ながら、もう亡くなられていると勘違いしていた。
随分新刊が出ていなかったので、亡くなられていたと思っていた。
調べてみたら2007年から新刊が出ていないかった。
西村京太郎、山村美紗、赤川次郎と並び、いわゆる二時間サスペンス、ノベルスサイズのミステリーの御三家、四天王の一人だった。あの頃、毎月ほど新刊が出ていた。
斎藤栄と言えば「タロット日美子シリーズ」、魔方陣シリーズ、ミステリーだけでなく、将棋について造形が深く、江戸時代の将棋名人天野宗歩について書いた「小説天野宗歩」なども発表した。
一昨年、西村京太郎が、昨年、森村誠一が亡くなり、今年また斎藤栄が亡くなった。
一つの時代が終わった気がする。
故人の逝去に際しまして、ご冥府をお祈りいたします。合掌。