
八十助 「狸の賽」
対談 (桂南光 &小佐田定雄)
中入
南光 「文七元結」
年末恒例の「新世界南光亭」。
まずは開口一番、八十八さんのお弟子さんの八十助さん。まだ三年目の内弟子最終年だそうだ
今回は落語作家小佐田定雄さんとの対談。お互いが落語に関わるいきさつから、枝雀さん、米朝師匠、六代目松鶴、文枝(小文枝)、三代目春団治の四天王との関わりを交えて対談、放談。なかなか言えない話、聞けない話、書けない話を披露。来年も対談されるそうだ。
中入後は「文七元結」。夏の会のときにされた噺をもう少し煮詰めての完成披露。いつも南光さんの落語にはこうするのにはこういう理由があるのだみたいな理論武装が南光さんの噺にあるのだが、理屈ぽくならないのも南光流。
江戸っ子には江戸っ子の心意気があるように浪速っ子には浪速っ子の人情があるのを知らしめる噺。
芸術祭参加作品に出品したら絶対賞がとれるはず。まあ、私そんなんきらいだんねんと南光さんなら言いそうだろうな。
寄席落語会通いも今年はあと一回の予定。