桂吉弥独演会 | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

EVERDAY I HAVE THE BLUES AND A LITTLE BiT OF HAREBOiLED STYLE.

毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。



弥っこ 「真田小僧」
吉の丞 「上燗屋」
吉弥  「愛宕山」
中入
吉弥 「たちぎれ線香」

一年ぶりのフェニーチェ堺での吉弥独演会。前回は「地獄八景亡者戯」。今回は米朝師匠の十八番「たちぎれ線香」。

開口一番は弥っこさん、笑かそうと言う感じではなく、クスっと笑わせる自然体の落語。
江戸落語の「真田小僧」とは違い、上方の「真田小僧」は焼き芋買いません。講談聞きません。

地元堺出身の吉の丞さん。まくらでサグりをいれながら、「上燗屋」を。とろろを食べるくだりがあるのが吉の丞流。

吉弥さんの中入前の一席は、「愛宕山」。春の落語だが、今日は暖かい春のようだという理由で、まくらでお囃子さんと簡単に打ち合わせしてから落語に。志ん朝師匠の「たちぎれ」と小判の投げ方が違うと志ん朝ファンから叱られたはなしを披露。「ほっとけ言うねん」とご立腹。

中入後は「たちぎれ」。吉弥さんの吉朝さんや米朝師匠のエピソードを入れての「たちぎれ」。私は聴いてたら、つらくて悲しくて、切なくて好きではないのだが。悪者と見なされる番頭もお店第一の忠義者なんだなと最近は思えてきた。

終演が5時過ぎていたので、ゴーゴーカレーにも寄らずさっさと帰る。堺散策はまた今度。