フレディもしくは三教街~ロシア租界にて~ | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

EVERDAY I HAVE THE BLUES AND A LITTLE BiT OF HAREBOiLED STYLE.

毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。


 






 



フレディ あなたと出会ったのは漢口
揚子江沿いのバンドで
あなたは人力車夫を停めた

夜中、ふと、さだまさしの「フレディもしくは三教街~ロシア租界にて~」を思い出してYouTubeで探して聴いていた。

さだまさしの「フレディもしくは三教街~ロシア租界にて~」は反戦歌といえば反戦歌だが、少し他のものとは趣きが違う。静かなる反戦歌だ。あるいはさだ自身は反戦歌という気持ちで作ってはいないかもしれない。

当時、中国に多くの外国人居留地が作られ、日本人も多く中国に住んでいた。

元からの中国文化と外国文化が入り交じり、独特の世界だったらしい。

今なぜかジブリの世界観でこの歌をイメージする。宮崎駿ならこんな感じでアニメを作るんだろうなと。絶対宮崎駿向きの題材に間違いない。

外地にでた多くの日本人は戦争で亡くなり、あるいは、ある者はロシアに幽閉され、シベリア送りにされ、また運良く引き揚げ者として日本内地に着の身着のままで帰ってきた。しかし、命からがら帰って来たのに、「引揚げ者」として白い目で見られたと聞く。

一人一人の人生に一人一人の戦争体験があるだろう。戦争体験は今のうちに聞いておいてた方がいい。体験者は亡くなり、それを聞いた者も年老いる。やがて記憶が曖昧になる。