天間荘の三姉妹 | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

EVERDAY I HAVE THE BLUES AND A LITTLE BiT OF HAREBOiLED STYLE.

毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。










小川たまえは、幼い頃、母を亡くし、父と生活していたが、その父も失踪して施設で暮らす。成長してから飲酒運転のトラックにはねられ、脳死状態になる。


さ迷える魂は現世と天国の間にある三つ瀬の町にある天間荘で、現世に戻るか、天国にいくか選択する猶予が与えられる。


この天間荘は、若女将ののぞみ、次女のかなえ(普段は水族館でイルカの調教をしている)、大女将の恵子が切り盛りする。かつて恵子とたまえの父清志は夫婦で、のぞみ、かなえはたまえの異母姉になる。


イズコから突然、死を知らされ、のぞみ、かなえは自分の姉たちだと知らされて、たまえは困惑する。恵子はこの天間荘で働けと命令する。たまえは気難しい宿泊客の財前の部屋係になる・・・


上映時間が150分と長く、なかなか時間が合わなかった。のんの天真爛漫さは相変わらずで、のぞみの大島優子、かなえの門倉麦などのキャストが適役だった。柳葉敏郎、永瀬正敏、寺島しのぶ、三田佳子、中村雅俊、なかなか芸達者が脇を固めている。


「お行きなさい」

柴崎コウのセリフに、釈由美子かと思ったら原作が「スカイハイ」と同じ作者だったとは。



 

 

 

 

 

 

 


よかったです。この映画。

ただ、東日本大震災のリアルな津波のシーンに何も配慮がなかったことが残念。冒頭で津波のシーンがあることの説明やエンディングにも何かコメントがあるべきだったのでは。トラウマのある方は見ることを見合せた方がいいかと。


のんはこれからが難しい。

「あまちゃん」と「天間荘の三姉妹」で東北のイメージがついてしまったし、それにこんな天真爛漫な役しかつかないかもしれない。