「笑点」円楽亡きあとの後任について | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

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別に、この件でずうっと言ってるきていることだし、三平さんをディスるのはもうやめて欲しいんだけども。

落語を聞いたり、見たりしたことがない人は大喜利そのものを落語だと思っているみたいで、ある噺家さんが落語会に行ってみると、高座に出演者の数だけ、座布団が並べてあって、「全部で5枚しかないんですけど」と言われたとか。大喜利は噺家さんの余芸であって本芸しかない。

それと「笑点」の大喜利の問題と答は構成作家が作って、メンバーに割り振られて答えていくもの。そのために、かなりリハーサルが綿密にされていてカンニングペーパーが扇子やいたるところに書かれているのだとか。その話は誰とは言いませんが、ある上方の噺家さんが何度もマクラで言っている。

円楽さんは司会者の座を狙っていた。小遊三さんは下ネタ好き、好楽さんが落語が下手とか落語会には人が少ないとかのキャラクターは番組が作ったもの、言わばプロレスのヒールやベビーフェイス。あれをマジで受け取っている人がいる。実は円楽さんはガンになる前から体調がよくなくて、司会者のオファーを自分から辞退している。

三平さんのつまらない、おもしろくないは番組の構成上、割り振られて作られたもの。あの人は落語協会で認定されたれっきとした真打ち。真打ちとは寄席や落語会で最後の噺が出来ることを許された者、また弟子を取って一門を作ることが出来る資格。協会や席亭に許された者しかなれない。
一度も三平さんの落語を聴いたことがない人がディスるのはやめていただきたい。

笑点のレギュラーはなかなか難しい。落語協会、芸術協会、三遊亭円楽一門と、自民党の派閥やプロレスの多団体が出場している感じだ。
小遊三、好楽、昇太は芸協、木久扇、たい平は落協。円楽さんは五代目三遊亭円楽一門会。現在初代の笑点の司会者の立川談志の流れを組む立川流がいない。円楽一門にも後継者がいない。

一之輔さんあたりが適任かと思うのだが、笑点のイメージの色がつくのがいやがっているとか、女流の桃花さんがいいとか。いろいろあるみたいだけど、決定にはしばらくかかりそうだ。