秋山小兵衛が突然眩暈に襲われる。友人の小川宗哲が脈をとる。宗哲が言うには小兵衛の身体が老人の身体に変わる兆候だと言う。
以前、何気なくこれを読んでいたのだが、ここ数日の体調の悪さは当にこれなのではないだろうかと考えている。急にこの剣客商売の「二十番斬り」を思い出した。
熱も咳も喉の痛みもない。病気の兆候は見られない。夏バテに近いながらも、夏バテとは少し違う・・・本草、漢方でいうところの未病というやつ。
実質今の年齢とあの秋山小兵衛の年齢と大差はない。
自分が身体が老人になるというのは目の当たりにするとこうなるのか・・・更年期とはまた違う感覚だ。