大河への道 | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

EVERDAY I HAVE THE BLUES AND A LITTLE BiT OF HAREBOiLED STYLE.

毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。






 


千葉県香取市の総務課主任池本は郷土の偉人伊能忠敬を尊敬している。観光課の課長小林とのいさかいから、大河ドラマの主人公を伊能忠敬にして一大タイアップとPRで市の活性化を図ろうと提言した。


その案に県知事は乗り気で、脚本は是非とも大物脚本家加藤大造でお願いしたいと注文をつける。池本は加藤のもとを日参するが首を縦に振らない。


やっと鳥肌の立つくらい興味がわいた加藤は取材していくうちにある衝撃的な事実にぶちあたる。そして池本にこう告げる・・・


「伊能忠敬は日本地図を完成させていない」


立川志の輔の落語に中井貴一が感動して、映画化した。エンドロールに「 企画 中井貴一」が入っている。


伊能忠敬に興味がある人はだいたい完成前に亡くなったのは知ってるんではないだろうか?資料館の年譜で載ってるのを普通は見るでしょう。それを言ってはおしまいですけど。登場人物をキャストは皆一人二役をしている。池本と高橋景保のような実直真面目な役をやらせたら中井貴一の右に出る人いない。


北川景子演じる伊能忠敬四番目の妻って結構歳くってから再々々婚したんですね。北川景子みたいな嫁さんてどんだけスケベやねんな。


岸井ゆきの演じる女中、下女役のトヨが小悪魔的に西村まさ彦演じる勘定奉行の配下神田を騙すところはいい味を出している。


最後に一言、市役所、行政機関の役職って会社よりもなる年齢がだいたいは遅いです。仕事ぶりはまじめでも昇格試験を受けて合格しないと昇格をしません。そのため年輩の役職の低い人は毎年試験を落ちているか、試験をあきらめているかどっちかです。おそらく池本も合格してない口でしょう。


北川景子演じる観光課長の小林は若くて課長職なのは国や県から来た出向者だと思います。自分のポイントを上げて、本来のところに帰ったときの自分の地位をあげたいがために躍起になっているんでしょうね。