落語とうどん | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

EVERDAY I HAVE THE BLUES AND A LITTLE BiT OF HAREBOiLED STYLE.

毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。

落語と言えば麺類をすする仕草、江戸落語なら蕎麦、上方落語ならうどん。


上方落語ではうどんは切っても切れない。定番中の定番の「時うどん」。それに「風邪うどん」(江戸落語では「うどん屋」。江戸落語では珍しく蕎麦ではなく、うどん。それも鍋焼きのうどん。)


題名に「うどん」が入ってなくても、「親子酒」では酔っぱらった息子とうどん屋の掛け合いや、「替り目」には麺を湯がくお湯にお燗をつけさせる場合が登場する。(どちらも最近ではその場面をはしょる場合が多いが)


関西では、うどんは小腹の空いたときの軽食であり、ご飯の主食であり、ときにはおかずである。(東京でバカされる炭水化物オンリーの「うどん定食」。君ら、バカにするけど、ラーメン屋のラーメンライスやチャーハンセットはこの「うどん定食」とおんなじやよ。何々頼むんは関西人しかいないって?!そうか、すびばせんね)


逆に蕎麦ならわかるのは江戸落語の「そば清」。上方落語では「蛇含草」だが、上方では餅、江戸は蕎麦で腹を脹らますが、夏場に餅は食べんやろう。蕎麦なら夏場なら冷やし蕎麦ならスッキリする。上方落語でも、林家染ニ師匠(高校の大先輩)みたいに素麺で夏場らしくしてるみたいなものもある。


とにかく大阪人、関西人はうどん好きということだ。