脚本家、橋田壽賀子先生が亡くなられた訃報が入った。享年95歳。
やっぱり、橋田作品と言えば「おしん」かな。
「おんなは度胸」、「渡る世間は鬼ばかり」、そうだった自伝的な「春よ、来い」もあった。
この方は朝鮮でお生まれになって、堺高等女学校(現泉陽高校)を出られたのは知っていた。日本女子大学を卒業、早稲田に入られたとか。その辺りのことは「春よ、来い」で知っていた。松竹に入社したらことなど。
ひとえに結婚したくなかったというのが理由だった。40過ぎて、プロデューサーと結婚したこと、ご主人と熱海で暮らされていたのも、何かのおりに読んだ。
晩年までテレビに出られていた記憶がある。
ニコニコされていて、作家って雰囲気ではなかった。
こういう橋田壽賀子が書くようなホームドラマが流行らない世の中になってしまった。時代と言えば時代なのかもしれない。
ご逝去に際しまして、あらためてお悔やみ申し上げます。合掌。