一度も撃ってません | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

EVERDAY I HAVE THE BLUES AND A LITTLE BiT OF HAREBOiLED STYLE.

毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。




売れない純文学作家、市川進は教員だった妻に養ってもらい作家を続けた。市川はまた御前零児(おまえれいじ、午前0時の洒落か?)のペンネームでハードボイルド小説を書いている。

あまり作品の出来はよくないが、殺しの場面がリアルで、彼が題材にしているのが未解決事件の殺人であったため、伝説の殺し屋「サイレントキラー」は彼ではないかと疑われるほどだった。

実は裏社会にも顔がきく友人石田からの依頼を
本物殺し屋今西に仲介して、殺人の様子を今西から聞いて、小説に書いていたのだった。

ある時、石田の抱えている案件がこじれ、殺し屋に疑われている市川が命を狙われるはめになる・・・

監督が阪本順治、主演は石橋蓮司。やっぱり作りがうまいよなあ。それに出演しているキャストが演技派ばかり、妻が大楠道代、旧友の石田が岸部一徳、友人のひかるが桃井かおり。もう非の打ちどころがない。

でもなあ、これだけハードボイルドをギャグにしてコケにしてしまうとなあ・・・ハードボイルドファンとしては複雑な心境。

あのバー「Y」の看板は原田芳雄が作ったのだそうだ。

前田亜季や井上真央、久しぶりに見た。