
「手紙無筆」 新幸
「強情灸」 米紫
「八五郎坊主」 雀太
「たちぎれ線香」 米紫
昨夜の「米紫の会」は、どうしようか、ホンマに悩んだ。米紫さんいわく、かなりキャンセルが出たそうで・・・「トイレットペーパーは十分に用意してます」とのこと。
それでも、40人ほどの参加者。アルコールの消毒液を完備して、中入りは換気で気を使ってくれた。
新幸さんは「手紙無筆」。 このはなし、先日聴いた「平の陰」だった。でも、続けて聴くとは、最近の落語のトレンド?
米紫さん、まくらで仕事がかなりキャンセルあったとのことを報告。最初の噺は「強情灸」。師匠の塩鯛さんもやらはります。やっぱり見栄っぱりの「江戸落語」だなと。本音の「上方落語」ではないわな。
雀太さんは、「八五郎坊主」。最近やらはる人が少ないで、あんまり聴かないネタ。お寺の戸口の描写は枝雀一門やから、こないするねんみたいな話をされてました。この人の落語もおもしろい。
中入りで十分に換気して・・・
米紫さんの「たちぎれ線香」。少し怪談じみた悲恋のはなしで、最初は丁稚の定吉と若旦那のやり取りは笑えるけど、あとは泣きたなるほどかわいそうな話で、たくさんの咄家さんがされるけれど、あまり好きなネタではない。番頭憎しになるんやけど、番頭も意地悪でやったことではなく。若旦那とお店のことを思ってのことで・・・さげ近く、地唄の「雪」が流れる。三味線の方の力量も問われる噺。
次回米紫の会は5月11日。事態がその頃には終息していることを願う。