この秋に | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 17TH SEASON

GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 17TH SEASON

EVERDAY I HAVE THE BLUES AND A LITTLE BiT OF HAREBOiLED STYLE.

毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。




君と別れて三度目の秋
ほんのささいな出来事なのに
傷つけあって別れた二人
心のどこかでさよなら言って

明日が来ない小さな店で
君の噂を人から聞いた
雨を見ながら朝まで飲んで
指輪見つめてやつれていたと

昔の町まで夜汽車で出かけ
訪ねた下宿の親父が言った
あの娘はこないだ独りで死んだ
胸に真っ赤なコスモスの花もえて

ぼくは悲しい少女に会った
マッチひとつの灯りの中で
涙ぐんでた少女を抱いた
この秋ぼくには子どもができる


かぐや姫の「この秋に」。かぐや姫の歌では知る人ぞ知るという曲で、好きな歌なのだが、この歌詞を長い間、自分は誤解していたのではないかと思うようになった。

一番の君は元恋人、今風に言うと元カノ。これは間違いない。二番の君はこれも元カノ。これは間違いない。(かも)三番目のあの娘は、元カノか? ずうっと、この彼の学生時代に好きだった娘だったと思ってた。でも、最近、あの娘は元カノのように思えてきた。じゃなかったら歌詞に一貫性がない。

もっとわからんのが四番で、悲しい少女を同情して抱きしめたのか、「抱く」はそれ以上の行為なのか?最後の「この秋僕は子どもができる」の子どもの母親は誰なのか?

ずうっと、別に新しい彼女が出来て、その彼女との間に子どもができた。そのことでできた父性から悲しい少女を抱きしめたのだと思っていた。

でも、その行為の結果、子どもができた。つまり悲しい少女が母親なのか?じゃないと歌詞に一貫性がないよな。

作詞は神田川を書いた喜多篠忠。作曲は南こうせつ。