中原中也記念館 | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 16TH SEASON

GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 16TH SEASON

EVERDAY I HAVE THE BLUES AND A LITTLE BiT OF HAREBOiLED STYLE.

毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。








中原中也に惹かれていたのは中学から高校、大学くらいで、詩人のH本くんの影響が多分にある。岩波文庫をずうっと持っていた。(岩波文庫は大岡昇平の編で、小林秀雄の編でなかったから。小林秀雄は中也から彼女を奪ったのと、現国の読解問題と言えば小林秀雄の文章で、難解すぎて嫌いだったから)

中原中也は山口の湯田温泉の出身だということで、湯田温泉には一度訪れてみたいと思っていた。いつもなら松江から米子に行き境港の水木しげるなのだが、今回は浜田、益田を通って、山口に抜けようと思った。二日目は湯田温泉だな・・・大学時代の友人Hと中原中也だな。

ひなびた地方の駅をてくてく歩くと、似つかわしくない白いモダンな建物が現れた。開館25周年だったのだそうだ。

今考えると、田舎の秀才が若気のいたりで堕落して故郷を追われたただの金持ちのボンボンだったのかもしれない。(中也は医者の息子)中也は多分に実家から援助してもらっていなければあんな暮らしはできなかったはず。

遺されいる習字がお手本みたいに上手だったこと(中原家の墓碑銘は中也が書いたらしい)、息子文也の下にもう一人子ども愛雅も中也の死語亡くなっていたのを今回初めて知った。


中原中也のあの被っていた帽子がオーダーできるそうだ27000円。う~ん。