
「 Maちゃん、おはなし会を6月に担当してもらうから。」
N川さんに突然言われた。こっちは当時ルーキーだったから有無を言わずに引き受けざるを得なかった。
そこからなんとかおはなしを一つ覚えた。
おはなし会本番は大雨が降っていた土曜日の午後だった。
喫茶店の娘さんの女の子が一人入ってくれた。やりはじめてから、少ししてお母さんから電話がかかってきた。
「大雨だから早く帰って来なさい。」
女の子は途中で帰って行った。ほろ苦いおはなし会デビューだった・・・
今さら、ストーリーテリングをボランティアさんの団体さんに入ってする気はない。人手が足りなかったら手伝いますよとは知己のあるボランティアさんには伝えてはいるが。
去年くらいから読み聞かせやストーリーテリングをSの関係者以外の他の人がどう教えるか興味があり、S以外の講習会やカルチャーセンターを受講している。Sはだいたいが誰かが書いたテキストを使い回ししている。使わせてもらったこともある。他所はどうしてるのかなあと思ったのがきっかけだった。自分がもし講師依頼されたときの参考になればと思って。(まずないかと思うが・・・) こちらは1回の講座でボランティアの団体に入ってからみっちり仕込むやり方だ。
今回の先生は自分の経験と松岡享子さんの著作を参考に話された。これを機会に松岡享子の著作や「おはなしのろうそく」を読み直そうかと思う。これも一つのライフワークかな。