死人狩り | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

EVERDAY I HAVE THE BLUES AND A LITTLE BiT OF HAREBOiLED STYLE.

毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。



とにかく、二年ほど前までは毎週出版される新刊のガイドを10年くらい見続けていた。トータルで新刊ガイドを見ている時期はもっとだが、直近で担当して見ていたのが10年間くらいだったと記憶している。

もう、本はいいかなあと思いながらも書店へほぼ毎週、新刊を見に行く。単行本、文庫、新書の棚を見て、ノンフィクションの棚も。本屋も旭屋、ジュンク、喜久屋、くまざわも回って見る。下手したらTSUTAYAも。長年染み付いた習性だ。

文庫で、珍しい新刊を見つけた。笹沢左保の『死人狩り」。以前出版されたものの文庫の焼き直しだが、懐かしい。笹沢左保も亡くなって何年になるかなあ・・・

西伊豆でバス事故があり、乗客が全員死亡する。バスの乗客に刑事の妻と子どもが乗っていた。事故と思われた事件は、仕組まれた殺人だと判明する。一体、誰を目的として、犯人は誰か。刑事は被害者を改めて洗い出す。






この刑事の役を先頃亡くなった萩原健一、ショーケンが主役としてドラマ化され、そのドラマの主題歌が「雨に泣いている」、歌ったのは柳ジョージとレイニーウッドだった。この曲がヒットして柳ジョージが一躍、スターダムにのしあがった。

そのドラマもそんなにヒットしたとは言えず、柳ジョージの「雨に泣いている」だけが今でも覚えている人が多いだろう。ショーケンのドラマを覚えている人はいても、おそらく原作が笹沢左保だったと覚えている人も少ないだろうと思う。