武力衝突に日本政府は解決を模索する。一方、攻撃を受け群指令は負傷し、指揮を空母いぶきの艦長に委ねられた・・・
日本の領土問題や国防に関して考えてさせられた。専守防衛とはどんなことか、あんなにまどろっこしいものなんだと。文民統制が歯がゆいものかとも。(それはそれで意味のあることは承知している)でも、映画に絶えずに出てくるのは、先攻を諫め、私憤に駆られることのないようにことに進む姿が描かれている。
問題になった佐藤浩市の演技は、弱腰の総理大臣の姿ではなく堂々としていた。トイレに行くシーンもアジア局長との会話のきっかけに過ぎなかった。
いかに日本国民は外交や領土問題に希薄かなと思わざる得ない。
コンビニの店長の中井貴一の冴えない中年がクリスマスの詰め合わせに奮闘する姿と戦闘シーンの対比が面白かった。
最後に土村芳はネットニュースの記者、金髪でわからなかった。斉藤由貴はやっぱり演技がうまい。シリアスな演技も笑わせる演技もできるすごい女優さん。高嶋政宏、玉木宏や市原隼人の出番が以外と少かった。山内圭哉がいい味出している。